八月はちがつに生うまれ 影かげを落おとし
探さがしてる間あいだに 月日つきひは経たち
夏なつが来くると 思おもうのは 日差ひざし眩まぶしくて
失うしなった物ものが 浮うかび上あがればと
十一月じゅういちがつには コートはおって
悲かなしみの住処暖すみかあたためるよ
白しろい崖がけの 上うえに立たち 風かぜを吸すい込こんで
これまでの道みちを 吹ふき飛とばせればと
師走しわすに生うまれて 語かたることは
あんまり無ないけど 一言ひとこと 言いおう
次つぎの年としが 来くるたびに すべてを忘わすれて
赤子あかごの姿すがたで 朝寝出来あさねできればと
二月にがつの終おわりは いつなんだろう
考かんがえ過すぎても 仕方無しかたないこと
春はるも夏なつも 秋冬あきふゆも いつも僕ぼくたちは
仕事しごとをしてきた それでいいんだろうと
四月しがつが毎日まいにち 続つづくのなら
花はなあげられるよ 彼かれも君きみも
お誕生日たんじょうび じゃなくても 気きにすることはない
昨日今日明日きのうきょうあした 生いき続つづければと
五月ごがつの半なかばに 一ひとつ増ふえる
歳としを数かぞえたら ここにいるのが
解わかることも たくさんある 解わからないことも
消きえて増ふえてくよ 夏なつが来こようとも
八月hachigatsuにni生uまれmare 影kageをwo落oとしtoshi
探sagaしてるshiteru間aidaにni 月日tsukihiはha経taちchi
夏natsuがga来kuるとruto 思omoうのはunoha 日差hizaしshi眩mabuしくてshikute
失ushinaったtta物monoがga 浮uかびkabi上aがればとgarebato
十一月juuichigatsuにはniha コkoートtoはおってhaotte
悲kanaしみのshimino住処暖sumikaatataめるよmeruyo
白shiroいi崖gakeのno 上ueにni立taちchi 風kazeをwo吸suいi込koんでnde
これまでのkoremadeno道michiをwo 吹fuきki飛toばせればとbaserebato
師走shiwasuにni生uまれてmarete 語kataることはrukotoha
あんまりanmari無naいけどikedo 一言hitokoto 言iおうou
次tsugiのno年toshiがga 来kuるたびにrutabini すべてをsubetewo忘wasuれてrete
赤子akagoのno姿sugataでde 朝寝出来asanedekiればとrebato
二月nigatsuのno終oわりはwariha いつなんだろうitsunandarou
考kangaえe過suぎてもgitemo 仕方無shikatanaいことikoto
春haruもmo夏natsuもmo 秋冬akifuyuもmo いつもitsumo僕bokuたちはtachiha
仕事shigotoをしてきたwoshitekita それでいいんだろうとsoredeiindarouto
四月shigatsuがga毎日mainichi 続tsuduくのならkunonara
花hanaあげられるよagerareruyo 彼kareもmo君kimiもmo
おo誕生日tanjoubi じゃなくてもjanakutemo 気kiにすることはないnisurukotohanai
昨日今日明日kinoukyouashita 生iきki続tsuduければとkerebato
五月gogatsuのno半nakaばにbani 一hitoつtsu増fuえるeru
歳toshiをwo数kazoえたらetara ここにいるのがkokoniirunoga
解wakaることもrukotomo たくさんあるtakusanaru 解wakaらないこともranaikotomo
消kiえてete増fuえてくよetekuyo 夏natsuがga来koようともyoutomo