南部なんぶ 盛岡もりおか 雫石しずくいし
思おもえば遠とおい ふるさとよ
夢ゆめがこぼれた 都会とかいの谷間たにま
呼よんでみたって 山彦やまびこばかり
弱音よわねをはくな 強気つよきになれよ
酒さけに聞きいてる 蝉せみしぐれ
駄目だめなときには ふりだしに
戻もどればわたし そこにいる
出世しゅっせするのも 人生じんせいだけど
夢ゆめのまんまも いいものですと…
惚ほれてるんだよ 待まってておくれ
浮世小路うきよこうじの 五合酒ごごうざけ
負まけて泣なくより 勝かって泣なけ
時節じせつは来くると 風かぜがいう
あれをご覧らんよ 真まっ赤かな夕陽ゆうひ
落おちてゆくのに まだ燃もえている
とがって生いきろ 丸まるくはなるな
胸むねに聞きこえる 蝉せみしぐれ
南部nanbu 盛岡morioka 雫石shizukuishi
思omoえばeba遠tooいi ふるさとよfurusatoyo
夢yumeがこぼれたgakoboreta 都会tokaiのno谷間tanima
呼yoんでみたってndemitatte 山彦yamabikoばかりbakari
弱音yowaneをはくなwohakuna 強気tsuyokiになれよninareyo
酒sakeにni聞kiいてるiteru 蝉semiしぐれshigure
駄目dameなときにはnatokiniha ふりだしにfuridashini
戻modoればわたしrebawatashi そこにいるsokoniiru
出世syusseするのもsurunomo 人生jinseiだけどdakedo
夢yumeのまんまもnomanmamo いいものですとiimonodesuto…
惚hoれてるんだよreterundayo 待maってておくれtteteokure
浮世小路ukiyokoujiのno 五合酒gogouzake
負maけてkete泣naくよりkuyori 勝kaってtte泣naけke
時節jisetsuはha来kuるとruto 風kazeがいうgaiu
あれをごarewogo覧ranよyo 真maっxtu赤kaなna夕陽yuuhi
落oちてゆくのにchiteyukunoni まだmada燃moえているeteiru
とがってtogatte生iきろkiro 丸maruくはなるなkuhanaruna
胸muneにni聞kiこえるkoeru 蝉semiしぐれshigure