誰だれのための歌うたか 懐なつかし響ひびきや
まぶたに甦よみがえる いつかの夕暮ゆうぐれ
語かたり合あった川風かわかぜ 見みていた山茶花さざんか
泣ないたらダメと ひとり 空そらに歌うたった歌うた
思おもい出だすのは さみしいことばかり
けれども もっとさみしいのは
泪なみだ 流ながすことを 忘わすれたことさ
強つよくなると決きめた いつかの夕暮ゆうぐれ
誰だれのための花はなか 懐なつかし香かおりや
季節きせつ毎ごと 束たばねた 書かきかけの手紙てがみ
送おくりたいのは 叶かなえた夢ゆめじゃなく
叶かなえるまでの景色けしきだから
辛つらくないと書かけば 嘘うそになるけど
まだ旅たびの途中とちゅうさ 書かきかけの手紙てがみ
思おもい出だすのは 止やめよう 振ふり向むくより
この路みちの先さきを 知しりたいから
遠とおく離はなれた町まちよ 野山のやまよ 友ともよ
今いまは忘わすれさせて 側そばに行いく日ひまで
何なにもない私わたしも そっと咲わらえれば
誰だれかの頬笑ほほえみに なるかも知しれない
誰dareのためのnotameno歌utaかka 懐natsuかしkashi響hibiきやkiya
まぶたにmabutani甦yomigaeるru いつかのitsukano夕暮yuuguれre
語kataりri合aったtta川風kawakaze 見miていたteita山茶花sazanka
泣naいたらitaraダメdameとto ひとりhitori 空soraにni歌utaったtta歌uta
思omoいi出daすのはsunoha さみしいことばかりsamishiikotobakari
けれどもkeredomo もっとさみしいのはmottosamishiinoha
泪namida 流nagaすことをsukotowo 忘wasuれたことさretakotosa
強tsuyoくなるとkunaruto決kiめたmeta いつかのitsukano夕暮yuuguれre
誰dareのためのnotameno花hanaかka 懐natsuかしkashi香kaoりやriya
季節kisetsu毎goto 束tabaねたneta 書kaきかけのkikakeno手紙tegami
送okuりたいのはritainoha 叶kanaえたeta夢yumeじゃなくjanaku
叶kanaえるまでのerumadeno景色keshikiだからdakara
辛tsuraくないとkunaito書kaけばkeba 嘘usoになるけどninarukedo
まだmada旅tabiのno途中tochuuさsa 書kaきかけのkikakeno手紙tegami
思omoいi出daすのはsunoha 止yaめようmeyou 振fuりri向muくよりkuyori
このkono路michiのno先sakiをwo 知shiりたいからritaikara
遠tooくku離hanaれたreta町machiよyo 野山noyamaよyo 友tomoよyo
今imaはha忘wasuれさせてresasete 側sobaにni行iくku日hiまでmade
何naniもないmonai私watashiもmo そっとsotto咲waraえればereba
誰dareかのkano頬笑hohoeみにmini なるかもnarukamo知shiれないrenai