Gum 歌詞 フジファブリック ふりがな付

一回寝いっかいねればおさまったなんて嘯うそぶきながら
新あたらしい服ふくは嬉うれしいんだと自転車じてんしゃでピース
北海道ほっかいどうくらい寒さむいらしい予報よほうの通とおり
まだ雪ゆきが残のこる木き々の脇わきをならんで走はしった

桜さくらは寂さびしくなっちゃうから嫌きらいだなんて
強つよい口調くちょうで言いうから僕ぼくもそう思おもってたっけな

何一なにひとつ返かえせないままなんだ

いつか見みてたあの花はなのように
少すこし ほんの少すこしでも
強つよくいたいと思おもうのです

毎回まいかいその場ばしのぎでなんとなく 過すごしてたから
僕ぼくはどうやっても君きみらしく生いきることができない
梅うめは梅うめガムの匂においがする だから好すきだと
何気なにげなく言いってたけどそれもまだよくわからないんだ

何一なにひとつ同おなじじゃないはずなのに

街まちの色いろはあの頃ころのようで
僕ぼくら見みていた景色けしきが
近ちかく まだ近ちかくに感かんじます

嬉うれしいときも悲かなしいときもいつも決きまって
先さきに涙見なみだみせるから僕ぼくはいつも我慢がまんしてた
何回なんかいも寒さむい冬ふゆが過すぎ 思おもい出だしては
噛かみ締しめることだけで僕ぼくはまだ何なにも変かわれないんだ

いつか見みてたあの花はなのように
少すこし ほんの少すこしでも
強つよくいたいと思おもうのです