一いちの谷たにの 軍いくさ 破やぶれ
討うたれし平家へいけの
公達きんだちあわれ
暁あかつき 寒さむき 須磨すまの嵐あらしに
聞きこえしはこれか
青葉あおばの笛ふえ
更ふくる夜半よわに 門かどを敲たたき
わが師しに託たくせし
言ことの葉はあわれ
今いまわの際きわまで
持もちし箙えびらに 残のこれるは
「花はなや 今宵こよい」の歌うた
一いちの谷たにの 軍いくさ 破やぶれ
討うたれし平家へいけの
公達きんだちあわれ
暁あかつき 寒さむき 須磨すまの嵐あらしに
聞きこえしはこれか
青葉あおばの笛ふえ
一ichiのno谷taniのno 軍ikusa 破yabuれre
討uたれしtareshi平家heikeのno
公達kindachiあわれaware
暁akatsuki 寒samuきki 須磨sumaのno嵐arashiにni
聞kikoえしはこれかeshihakoreka
青葉aobaのno笛fue
更fuくるkuru夜半yowaにni 門kadoをwo敲tataきki
わがwaga師shiにni託takuせしseshi
言kotoのno葉haあわれaware
今imaわのwano際kiwaまでmade
持moちしchishi箙ebiraにni 残nokoれるはreruha
「花hanaやya 今宵koyoi」のno歌uta
一ichiのno谷taniのno 軍ikusa 破yabuれre
討uたれしtareshi平家heikeのno
公達kindachiあわれaware
暁akatsuki 寒samuきki 須磨sumaのno嵐arashiにni
聞kikoえしはこれかeshihakoreka
青葉aobaのno笛fue