母さん 歌詞 カタソビ ふりがな付

母かあさんお手製てせいの体操たいそう袋ぶくろ
蹴けり回まわして遊あそんでたクラスメイト
椅子いす投なげて怒鳴どなり散ちらした放課ほうか後ごの教室きょうしつ

先生せんせいに言いわれました
先さきに手てを出だした方ほうが負まけだって
いや何なにもかも最初さいしょから
負まけてんだから関係かんけいないよ

用水路ようすいろに映うつった泣なき顔がおすごくブサイク
それ見みてポロポロと涙なみだが出でた
母かあさん母かあさん会あいたいよ
独ひとり言ごとでしか言いっちゃいけない
そんなルールがあった日々ひびの話はなし

母かあさんに会あいたくてあの子こは
自分じぶんで靴くつを隠かくしてるなんてさ
根ねも歯はもない噂うわさをされるし
それでも容赦ようしゃなく靴くつはまた無ないし

先生せんせいに言いわれました
先さきに手てを出だした方ほうが勝かちだって
いや何なにもかも最初さいしょから
負まけてんだから関係かんけいないよ

トイレの鏡かがみ映うつった泣なき顔がおすごくブサイク
それ見みてポロポロと涙なみだが出でた
母かあさんに似にたかった
独ひとり言ごとでしか言いっちゃいけない
そんなルールがあった日々ひびの話はなし

いつか母かあさんに
自由じゆうに会あえるようになりたいから
早はやく早はやく大人おとなになろう
母かあさんが誰だれにも叱しかられなくていい様ように
早はやく早はやく大人おとなになろう

なのに
大人おとなになった今いまも
やっと会あえるようになったのに
埋うまることのない空白くうはくは重おもく
互たがいの傷口きずぐちから滲にじみ出でた
膿うみを塗ぬりたくり合あう様ようだ
罪つみも罰ばつも要いらないよ神様かみさま