山やまのへに狐火きつねび玉だま 照とれば
華はなやかに嬉うれしげなる玉女ぎょくじょ
いざ給たまへ 小さ夜中よなかに宴えんす
今宵こよい 来きたる客人まろうど誰たそ
歌うたへ 踊おどれ 酒さけを酌くめ こうこう
黄金こがね銀しろがね花はなを遣やる こうこう
さやげ 遊あそべ 相あい語かたらへ こうこう
この世よにし楽たのしくあれ こうこう
此方こなた彼方かなた 睫まつげ読よまる 見み顕あらはす
生いけながら作つくりて食くはむ
其それかあらぬか 気け恐おそろしや
それ こうこうこう それ こうこうこう こう
甘うまし掻かい餅もちひせむ 小こ泥ひぢ
まづ此方こちらからござれ 食くはす
思おもひ惚ほれてゐ給たまへり をかし
逸はやりかなり いで賑にぎはへ
歌うたへ 踊おどれ 酒さけを酌くめ こうこう
黄金こがね 銀しろがね 花はなを遣やる こうこう
さやげ 遊あそべ 相あい語かたらへ こうこう
この世よにし楽たのしくあれ こうこう
命いのちを知しる獣しし天てんを恨うらみず 古ふり難がたし
世よの限かぎり 賤いやしき世人よひと昨日きのうの花はなは今日きょうの夢ゆめ
此方こなた彼方かなた 睫まつげ読よまる 見顕みあらわす
生いけながら作つくりて食くはむ
其それかあらぬか 気け恐おそろしや
それ こうこうこう それ こうこうこう
それ こうこうこう それ こうこうこう こう
山yamaのへにnoheni狐火kitsunebi玉dama 照toればreba
華hanaやかにyakani嬉ureしげなるshigenaru玉女gyokujo
いざiza給tamaへhe 小sa夜中yonakaにni宴enすsu
今宵koyoi 来kiたるtaru客人maroudo誰taそso
歌utaへhe 踊odoれre 酒sakeをwo酌kuめme こうこうkoukou
黄金kogane銀shirogane花hanaをwo遣yaるru こうこうkoukou
さやげsayage 遊asoべbe 相ai語kataらへrahe こうこうkoukou
このkono世yoにしnishi楽tanoしくあれshikuare こうこうkoukou
此方konata彼方kanata 睫matsuge読yoまるmaru 見mi顕arahaすsu
生iけながらkenagara作tsukuりてrite食kuはむhamu
其soれかあらぬかrekaaranuka 気ke恐osoろしやroshiya
それsore こうこうこうkoukoukou それsore こうこうこうkoukoukou こうkou
甘umaしshi掻kaいi餅mochihiせむsemu 小ko泥hiji
まづmadu此方kochiraからござれkaragozare 食kuはすhasu
思omoひhi惚hoれてゐretewyi給tamaへりheri をかしwokashi
逸hayaりかなりrikanari いでide賑nigiはへhahe
歌utaへhe 踊odoれre 酒sakeをwo酌kuめme こうこうkoukou
黄金kogane 銀shirogane 花hanaをwo遣yaるru こうこうkoukou
さやげsayage 遊asoべbe 相ai語kataらへrahe こうこうkoukou
このkono世yoにしnishi楽tanoしくあれshikuare こうこうkoukou
命inochiをwo知shiるru獣shishi天tenをwo恨uraみずmizu 古fuりri難gataしshi
世yoのno限kagiりri 賤iyaしきshiki世人yohito昨日kinouのno花hanaはha今日kyouのno夢yume
此方konata彼方kanata 睫matsuge読yoまるmaru 見顕miarawaすsu
生iけながらkenagara作tsukuりてrite食kuはむhamu
其soれかあらぬかrekaaranuka 気ke恐osoろしやroshiya
それsore こうこうこうkoukoukou それsore こうこうこうkoukoukou
それsore こうこうこうkoukoukou それsore こうこうこうkoukoukou こうkou