生命の価値 歌詞 宮崎カナエ ふりがな付

また今日きょうが終おわって行いくね
月つきが頼たよりなく僕ぼくを照てらしてく
何なにもかも手放てばなせたら
楽らくになれるかな 笑わらえるのかな

明日あしたを待まちわびてた
あの日ひの僕ぼくは遠とおい他人たにんみたいで
「未来みらい」なんて手てに負おえない
「最大級さいだいきゅうの闇やみ」だ

この生命せいめい価値かちがあるなら
使つかい方かたをちゃんと教おしえて
僕ぼくの声こえがこの身体からだが
酸素さんそだけを奪うばってゆくなら
生うまれる前まえに帰かえしてよ

また今日きょうが始はじまるんだね
明あけぬ夜よるなんて確たしかにないけど
日陰ひかげに芽吹めぶいた心こころ
光ひかりゆく太陽たいよう滲しみて痛いたいよ

世界せかいを見渡みわたしたら
こんな痛いたみなど 吹ふけば飛とんで行いく
守まもられるように生いかされて
なのに苦くるしいんだ

この生命せいめい価値かちがあるなら
抱だきしめてよ 大切たいせつだよと
醜みにくく溢こぼれ落おちてゆく
この涙なみだは甘あまくて苦にがくて
求もとめてばかりの僕ぼくみたいだ

欲ほしいのは光ひかりじゃないよ
わけも求もとめず咲さく花はなのよう
雨あめにも風かぜにも迷まよいなく生いきてみたい
弱よわさもきっと僕ぼくという色いろだから

生うまれ落おちたこの生命せいめいを
奇跡きせきのように愛あいしてくれた
貴方あなたはあの日ひどんな未来みらい
見みつめてくれてたの?

この生命せいめい価値かちがあるなら
使つかい方かたをちゃんと教おしえて
酸素さんそ生うみ出だす 木々きぎのように
この身体からだがこの声こえがいつか
誰だれかを優やさしく包つつめますように
貴方あなたの愛あいのように