江戸えどの夜風よかぜに 吹ふかれて恋こいの
意地いじもほぐれる 隅田すみだ河岸かわぎし
惚ほれたあの娘こに 教おしえられ
やっと見みつけた 温あたたかさ
縁えんは深川ふかがわ なれ染ぞめて…さのさ
ぬるい酒さけでも おまえの手てから
ついでもらえば 熱あつくなる
情なさけしらずが 情なさけに泣ないた
苦労くろうしようか この先さきは
惚ほれたあの娘こを 泣なかすまい
髪かみのほつれと つづれ帯おび
どこに惚ほれたと 聞きかれても…さのさ
木遣きやりくずしが こぼれる路地ろじを
ひとり歩あるけば 灯ひがともる
惚ほれたあの娘この ために死しぬ
それもおとこの 生いきる道みち
粋いきじゃないかえ 江戸えどそだち…さのさ
江戸edoのno夜風yokazeにni 吹fuかれてkarete恋koiのno
意地ijiもほぐれるmohogureru 隅田sumida河岸kawagishi
惚hoれたあのretaano娘koにni 教oshiえられerare
やっとyatto見miつけたtsuketa 温atataかさkasa
縁enはha深川fukagawa なれnare染zoめてmete…さのさsanosa
ぬるいnurui酒sakeでもdemo おまえのomaeno手teからkara
ついでもらえばtsuidemoraeba 熱atsuくなるkunaru
情nasaけしらずがkeshirazuga 情nasaけにkeni泣naいたita
苦労kurouしようかshiyouka このkono先sakiはha
惚hoれたあのretaano娘koをwo 泣naかすまいkasumai
髪kamiのほつれとnohotsureto つづれtsudure帯obi
どこにdokoni惚hoれたとretato 聞kiかれてもkaretemo…さのさsanosa
木遣kiyaりくずしがrikuzushiga こぼれるkoboreru路地rojiをwo
ひとりhitori歩aruけばkeba 灯hiがともるgatomoru
惚hoれたあのretaano娘koのno ためにtameni死shiぬnu
それもおとこのsoremootokono 生iきるkiru道michi
粋ikiじゃないかえjanaikae 江戸edoそだちsodachi…さのさsanosa