錆さびついた屋根やねと 鉛なまりの肌はだ
風見鶏かざみどりはいつでも思おもっていた
泣ないてる僕ぼくの好すきな君きみ あなたを笑わらわせられるのなら
くるくる回まわって おどけてみせよう
このトサカ おかしな形かたちでしょう
本当ほんとうに空そらが飛とべたなら
あなたをのせて飛とんでいけるのに
笑わらいの国くにへ行いこう
お嬢じょうさん
あなたが そばにいてくれたら
つばさを広ひろげ また宙ちゅうがえり
笑わらいの絶たえぬ国くにのように
回まわりつづける 彼かれの錆さびた足あしを
北風きたかぜはからかいつづけてた
ぐらぐらとにぶい音おとをたてて ある日ひ
とうとう逆さかさに落おちたのさ
それからいく日にち いくとせがすぎ
風見鶏かざみどりはいつでも思おもっていた
泥どろの中なか ちぎれた羽根はねをみて
あなたをのせて飛とんでいけたなら
笑わらいの国くにへ行いこう
お嬢じょうさん
あなたがそばにいてくれたら
つばさを広ひろげ また宙ちゅうがえり
笑わらいの絶たえぬ国くにのように
泣なき虫むしでも休やすむひまはない
お庭にわをきれいにかたづけましょう
ある日ひ彼女かのじょが見みつけたのが
風見鶏かざみどりの古ふるぼけた羽根はねだった
もう少すこしで涙なみだが出でそうなとき
彼女かのじょは羽根はねを手てでにぎりしめ
思おもいついたのさ 声こえをあげて
素敵すてきな髪飾かみかざりになるはずと
あの娘こが髪飾かみかざりつけて 坂道さかみちを駆かけるとき
背中せなかに羽根はねが見みえるようだと 人々ひとびとは笑わらいあっていた
笑わらいの国くにへ行いこう
どこまでも
あなたが そばにいてくれたら
つばさを広ひろげ また宙ちゅうがえり
笑わらいの絶たえぬ国くにのように
錆saびついたbitsuita屋根yaneとto 鉛namariのno肌hada
風見鶏kazamidoriはいつでもhaitsudemo思omoっていたtteita
泣naいてるiteru僕bokuのno好suきなkina君kimi あなたをanatawo笑waraわせられるのならwaserarerunonara
くるくるkurukuru回mawaってtte おどけてみせようodoketemiseyou
このkonoトサカtosaka おかしなokashina形katachiでしょうdesyou
本当hontouにni空soraがga飛toべたならbetanara
あなたをのせてanatawonosete飛toんでいけるのにndeikerunoni
笑waraいのino国kuniへhe行iこうkou
おo嬢jouさんsan
あなたがanataga そばにいてくれたらsobaniitekuretara
つばさをtsubasawo広hiroげge またmata宙chuuがえりgaeri
笑waraいのino絶taえぬenu国kuniのようにnoyouni
回mawaりつづけるritsudukeru 彼kareのno錆saびたbita足ashiをwo
北風kitakazeはからかいつづけてたhakarakaitsuduketeta
ぐらぐらとにぶいguraguratonibui音otoをたててwotatete あるaru日hi
とうとうtoutou逆sakaさにsani落oちたのさchitanosa
それからいくsorekaraiku日nichi いくとせがすぎikutosegasugi
風見鶏kazamidoriはいつでもhaitsudemo思omoっていたtteita
泥doroのno中naka ちぎれたchigireta羽根haneをみてwomite
あなたをのせてanatawonosete飛toんでいけたならndeiketanara
笑waraいのino国kuniへhe行iこうkou
おo嬢jouさんsan
あなたがそばにいてくれたらanatagasobaniitekuretara
つばさをtsubasawo広hiroげge またmata宙chuuがえりgaeri
笑waraいのino絶taえぬenu国kuniのようにnoyouni
泣naきki虫mushiでもdemo休yasuむひまはないmuhimahanai
おo庭niwaをきれいにかたづけましょうwokireinikatadukemasyou
あるaru日hi彼女kanojoがga見miつけたのがtsuketanoga
風見鶏kazamidoriのno古furuぼけたboketa羽根haneだったdatta
もうmou少sukoしでshide涙namidaがga出deそうなときsounatoki
彼女kanojoはha羽根haneをwo手teでにぎりしめdenigirishime
思omoいついたのさitsuitanosa 声koeをあげてwoagete
素敵sutekiなna髪飾kamikazaりになるはずとrininaruhazuto
あのano娘koがga髪飾kamikazaりつけてritsukete 坂道sakamichiをwo駆kaけるときkerutoki
背中senakaにni羽根haneがga見miえるようだとeruyoudato 人々hitobitoはha笑waraいあっていたiatteita
笑waraいのino国kuniへhe行iこうkou
どこまでもdokomademo
あなたがanataga そばにいてくれたらsobaniitekuretara
つばさをtsubasawo広hiroげge またmata宙chuuがえりgaeri
笑waraいのino絶taえぬenu国kuniのようにnoyouni