しののめ 歌詞 琴音 ふりがな付

時計とけいが止とまった部屋へやで
ギター抱かかえてる
誰だれかのことを思おもうのには
丁度ちょうどいい静寂せいじゃくの瞬間とき

おぼろげな夢ゆめに小ちいさな羽はねが生はえて
足踏あしぶみばかりの弱よわい心こころ
いつも支ささえてくれてたね

美うつくしい朝焼あさやけは
等ひとしく全すべてを染そめる

青春せいしゅんの入いり口ぐちで
命いのちは煌きらめきを探さがしている
例たとえ小ちいさく頼たよりなくても
理由ヒカリを集あつめながら

春はるが来きて 冬ふゆが来きて
この道みちは描えがいた
明日あしたへ続つづいてゆくと
今いま 信しんじているから

朝あさまで語かたった
灯あかり消きえたベンチで
重かさなる言葉ことばたちが
そっと背中せなかを押おしてくれてたよ

まだ小ちいさな光ひかりでも
やがて行いく道みちを照てらす

不安ふあんも戸惑とまどいも喜よろこびも
歌声うたごえに変かわってゆくから

紫むらさきに染そまる空そら
出会であいとサヨナラが 滲にじむように
ふと声こえに出だした
やさしいメロディー
あなたに 届とどけたくて

雨あめが降ふる朝あさだって
高鳴たかなるこの胸むねが
羽はばたくための勇気ゆうきを
確たしかに温あたためている