掃はき溜だめのような路地裏ろじうら
黒くろく煤すすけた空そらを突つき刺さした
一筋ひとすじの稲いな光びかりが照てらし出だした未来みらいを
俺おれたちは獣けものの眼めでただ睨にらみつけていた
朱あかく燃もえる夏なつに
燻くすぶれている夢ゆめの残骸ざんがい
離はなしかけたその手てを
俺おれたちは繋つなぎとめて
守まもり切きれるのだろうか
賽さいの河原かわらには夕闇ゆうやみ
踏ふみつけてきた骸むくろの向むこうで
積つみ上あげた石いしのように崩くずれ落おちそうな世界せかいに
俺おれたちは獣けものの眼めでただ牙きばを剥むいていた
朱あかく燃もえる夏なつに
草臥くたびれている夢ゆめの残骸ざんがい
忘わすれかけた約束やくそくを
俺おれたちは繋つなぎとめて
信しんじ切きれるのだろうか
朱あかく燃もえる夏なつに
燻くすぶれている夢ゆめの残骸ざんがい
離はなしかけたその手てを
もう二度にどと離はなさないように
強つよく握にぎりしめたなら
そして守まもり切きれたなら
掃haきki溜daめのようなmenoyouna路地裏rojiura
黒kuroくku煤susuけたketa空soraをwo突tsuきki刺saしたshita
一筋hitosujiのno稲ina光bikaりがriga照teらしrashi出daしたshita未来miraiをwo
俺oreたちはtachiha獣kemonoのno眼meでただdetada睨niraみつけていたmitsuketeita
朱akaくku燃moえるeru夏natsuにni
燻kusubuれているreteiru夢yumeのno残骸zangai
離hanaしかけたそのshikaketasono手teをwo
俺oreたちはtachiha繋tsunaぎとめてgitomete
守mamoりri切kiれるのだろうかrerunodarouka
賽saiのno河原kawaraにはniha夕闇yuuyami
踏fuみつけてきたmitsuketekita骸mukuroのno向muこうでkoude
積tsuみmi上aげたgeta石ishiのようにnoyouni崩kuzuれre落oちそうなchisouna世界sekaiにni
俺oreたちはtachiha獣kemonoのno眼meでただdetada牙kibaをwo剥muいていたiteita
朱akaくku燃moえるeru夏natsuにni
草臥kutabiれているreteiru夢yumeのno残骸zangai
忘wasuれかけたrekaketa約束yakusokuをwo
俺oreたちはtachiha繋tsunaぎとめてgitomete
信shinじji切kiれるのだろうかrerunodarouka
朱akaくku燃moえるeru夏natsuにni
燻kusubuれているreteiru夢yumeのno残骸zangai
離hanaしかけたそのshikaketasono手teをwo
もうmou二度nidoとto離hanaさないようにsanaiyouni
強tsuyoくku握nigiりしめたならrishimetanara
そしてsoshite守mamoりri切kiれたならretanara