話 歌詞 日食なつこ ふりがな付

煙けむりのようにとめどもなく続つづいてく意味いみのない話はなし
明日あすにはきっと覚おぼえてないような中身なかみのない話はなし

ゴシップ誌しのように節操せっそうもなく囃はやしたてる滑稽こっけいな話はなし
白濁はくだくした水中すいちゅうを抜ぬけていくようなひそやかな話はなし

積つもるくらいいろんなこと喋しゃべって互たがいを知しってる

だけど

きみがひとりじゃないことを知しって
あの日ひのあたしがどう迷まよったか
きみが知しる朝あさは来こない
沈しずめ 沈しずめ 本当ほんとうの話はなし

レモンを絞しぼるように新鮮しんせんな新あたらしい話はなし
埃ほこりをかぶった映画えいがのような古ふるい話はなし

きみがひとりじゃないことを知しって
あのとき時間じかんがどう流ながれたか
きみが知しることはない
進すすめ 進すすめ 正ただしい時間じかん

きみがひとりじゃないことを知しった
その後あとのあたしの話はなし
きみにはずっと教おしえない
歩あるけ 歩あるけ こんなくだらない距離きょりで

きみがひとりじゃないことを知しって
あの日ひのあたしがどう迷まよったか
きみが知しる朝あさは来こない
沈しずめ 沈しずめ 本当ほんとうの話はなし

ねむれ ねむれ 本当ほんとうのあたし