緋あかく堕おちて 亦また、黑くろく滲にじむ
滴したたりが示しめすだろう、その生いき様ざまの侭ままに
書かき殴なぐれ 書かき終おわる迄まで
そうして遺のこるのが、生いきた理由りゆうさ。
「何故なぜ斯こんなに苦くるしいんだ?」それは望のぞむからだろう
吐はき捨すてる様ように呟つぶやいた、言葉ことばですら逃のがれられない呪縛じゅばく
与あたえられた時間じかんなんて、只ただの枡目ますめなんだよ
曲まがり乍ながら交まじり合あって、線せんが意味いみを成なす迄まで動うごき出だせない
問とい掛かけた声こえは知しっている筈はずだ、求もとめ続つづける答こたえ
嗚呼ああ、人ひとは如何どうして……繰くり返かえす
緋あかく流ながれ 亦また、黑くろく霞かすむ
日々ひびだけが示しめすだろう、その過去かこさえも込こめて
書かき殴なぐれ 書かき乱みだれては棄すてて遺のこるのが、生いきた理由りゆうさ。
未いまだ読よめない、その文章ぶんしょうを
もう既すでに『囚とらわれ』なんだ、文字もじと成なった思おもいは
魂たましいに刻きざまれていく狭苦せまくるしい檻おりの中なかで苛さいなむ
心こころの一ひとつ一ひとつを放はなつ鍵かぎを探さがしているんだ
嗚呼ああ、それは何時いつだって……見みつからない
緋あかく堕おちて 亦また、黑くろく滲にじむ
滴したたりが示しめしゆく、果はてすら見みえない道みちを
書かき進すすめ 書かき続つづければ遺のこる筆跡あとこそが、生いきた理由りゆうさ。
『僕ぼく』が『僕ぼく』を定義ていぎするんだ
此処ここから踏ふみ出だせないその訳わけを
嗚呼ああ、気付きづけないのなら……繰くり返かえす
緋あかく流ながれ 亦また、黑くろく霞かすむ
日々ひびだけが示しめすだろう、その過去かこさえも込こめて
書かき殴なぐれ 書かき乱みだれては棄すてて遺のこるのが、生いきた理由りゆうさ。
未いまだ読よめない、その文末ぶんまつへ
緋akaくku堕oちてchite 亦mata、黑kuroくku滲nijiむmu
滴shitataりがriga示shimeすだろうsudarou、そのsono生iきki様zamaのno侭mamaにni
書kaきki殴naguれre 書kaきki終oわるwaru迄made
そうしてsoushite遺nokoるのがrunoga、生iきたkita理由riyuuさsa。
「何故naze斯koんなにnnani苦kuruしいんだshiinda?」それはsoreha望nozoむからだろうmukaradarou
吐haきki捨suてるteru様youにni呟tsubuyaいたita、言葉kotobaですらdesura逃nogaれられないrerarenai呪縛jubaku
与ataえられたerareta時間jikanなんてnante、只tadaのno枡目masumeなんだよnandayo
曲maがりgari乍nagaらra交maじりjiri合aってtte、線senがga意味imiをwo成naすsu迄made動ugoきki出daせないsenai
問toいi掛kaけたketa声koeはha知shiっているtteiru筈hazuだda、求motoめme続tsuduけるkeru答kotae
嗚呼aa、人hitoはha如何douしてshite……繰kuりri返kaeすsu
緋akaくku流nagaれre 亦mata、黑kuroくku霞kasuむmu
日々hibiだけがdakega示shimeすだろうsudarou、そのsono過去kakoさえもsaemo込koめてmete
書kaきki殴naguれre 書kaきki乱midaれてはreteha棄suててtete遺nokoるのがrunoga、生iきたkita理由riyuuさsa。
未imaだda読yoめないmenai、そのsono文章bunsyouをwo
もうmou既sudeにni『囚toraわれware』なんだnanda、文字mojiとto成naったtta思omoいはiha
魂tamashiiにni刻kizaまれていくmareteiku狭苦semakuruしいshii檻oriのno中nakaでde苛sainaむmu
心kokoroのno一hitoつtsu一hitoつをtsuwo放hanaつtsu鍵kagiをwo探sagaしているんだshiteirunda
嗚呼aa、それはsoreha何時itsuだってdatte……見miつからないtsukaranai
緋akaくku堕oちてchite 亦mata、黑kuroくku滲nijiむmu
滴shitataりがriga示shimeしゆくshiyuku、果haてすらtesura見miえないenai道michiをwo
書kaきki進susuめme 書kaきki続tsuduければkereba遺nokoるru筆跡atoこそがkosoga、生iきたkita理由riyuuさsa。
『僕boku』がga『僕boku』をwo定義teigiするんだsurunda
此処kokoからkara踏fuみmi出daせないそのsenaisono訳wakeをwo
嗚呼aa、気付kiduけないのならkenainonara……繰kuりri返kaeすsu
緋akaくku流nagaれre 亦mata、黑kuroくku霞kasuむmu
日々hibiだけがdakega示shimeすだろうsudarou、そのsono過去kakoさえもsaemo込koめてmete
書kaきki殴naguれre 書kaきki乱midaれてはreteha棄suててtete遺nokoるのがrunoga、生iきたkita理由riyuuさsa。
未imaだda読yoめないmenai、そのsono文末bunmatsuへhe