風景の一部 歌詞 ユアネス ふりがな付

無表情むひょうじょうな街まちを眺ながめ歩あるいてる
今いまじゃ不恰好ぶかっこうも
笑わらい話ばなしにはなるみたいだ
無表情むひょうじょうな街並まちなみにさえ切せつなくなる
無関係むかんけいで無関心むかんしんなのにな

悲かなしい言葉ことばになら
愛いとしい言葉ことばになら少すこしは
この心こころも隠かくしてしまえるのに
優やさしい言葉ことばになら
恥はずかしい言葉ことばになら少すこしは
この心こころも溶とかしてしまえるのにな

「忘わすれてもいいから」ってさ
君きみが泣なきながら言いうから
僕ぼくの方ほうが 哀かなしくなる
他人事ひとごとのように笑わらって言いうな
「はじめから」だっていいから
「つづきから」じゃなくたっていいよ
空からっぽな今日きょうを注そそいでほしい

また今日きょうになってしまうな
また今日きょうになってしまうんだ
何なにもできなかった
「このまま」が怖こわかったんだ
また今日きょうになってしまうな
また今日きょうになってしまうんだ
何なにもできないまま
いつもどおり暗くらくなるこの街まちも

正ただしい笑わらい方かたを忘わすれてしまったんだ
しわくちゃになっているだろう
正ただしい遊あそび方かたも忘わすれてしまっているんだ
隠かくし場所ばしょも 探さがし方かたも
どれも僕ぼくを映うつすのに 隠かくして 隠かくしてよ

「忘わすれてもいいから」ってさ
君きみが泣なきながら言いうから
僕ぼくの方ほうが 哀かなしくなるんだ
他人事ひとごとのように笑わらって言いうな
「はじめから」だっていいから
「つづきから」じゃなくたっていいよ
空からっぽな今日きょうを注そそいでほしい

訪おとずれてた 日常にちじょうに
叱しかられては目覚めざめる毎日まいにちだってさ
単調たんちょうに過すごした 単純たんじゅんな日々ひびも
忘わすれられないまま
通とおり過すぎた日常にちじょうに
慰なぐさめられて眠ねむる毎日まいにちだ
隠かくし通とおせない 隠かくしようもない
言葉ことばを 零こぼす

「忘わすれてもいいから」ってさ
君きみに泣なきながら言いったな
君きみの方ほうが 哀かなしそうにするから
余計よけいに涙なみだが出でんだ
「はじめから」だっていいかな
「つづきから」じゃなくたっていいなら
また愛あいを注そそいでほしい

「忘わすれてもいいから」ってさ
君きみが泣なきながら言いうから
僕ぼくの方ほうが 哀かなしくなるんだ
他人事ひとごとのように笑わらって言いうな
「はじめから」だっていいから
「つづきから」じゃなくたっていいよ
空からっぽな今日きょうを注そそいでほしい
しわくちゃな「i」を重かさねてほしい