コトバトビト 歌詞 saji ふりがな付

人ひとで揺ゆれる
地下鉄ちかてつのホームでは
誰だれもが下したを向むき歩あるいている
すれ違ちがう画面がめんの群むれの中なか
逸それないよう僕ぼくはついて往いく

夢ゆめや希望きぼうを乗のせた世界せかいでは
友達ともだちがまた一人ひとり降おりていく
空席くうせきを巡めぐり、争あらそって
気付きづけば僕ぼくは僕ぼくを見失みうしなう

Yes と No が絡からみ合あい
曖昧あいまいに人ひとは生いきている
それぞれの孤独こどくの中なか
光ひかりを探さがしていた

いつも、言葉ことばは届とどかない
それでも僕ぼくは声こえにする
例たとえそれが不確ふたしかでも
誰だれかの希望きぼうになるのなら

心こころは届とどかない
それでも人ひとは恋こいをする
分わかり合あったフリをして
僕ぼくらは繋つながりあっていた

終着点しゅうちゃくてんを告つげる音おと
誰だれからともなく席せきを立たっていく
喧騒けんそうが響ひびく街まちの中なか
僕ぼくは人ひとの波なみへ飲のまれてゆく

期待きたいと不安ふあんが混まざり合あい
曖昧あいまいな夢ゆめを追おいかける
現実げんじつと妄想もうそうの中なか
答こたえを探さがしていた

いつも、想おもいは届とどかない
それでも僕ぼくは声こえにする
例たとえそれが叶かなわなくとも
誰だれかの記憶きおくで居いれるなら

時間じかんは戻もどらない
それでも願ねがい続つづけた
巻まき戻もどして。この僕ぼくが
総すべてに絶望ぜつぼうする前まえに

揺ゆら揺ゆらと彷徨さまよって
僕ぼくたちはいつの日ひも
この世界せかいに夢ゆめを見みた

言葉ことばは届とどかない
それでも僕ぼくは声こえにする
この想おもいを言いわなければ
きっと、忘わすれてしまうから

言葉ことばは届とどかない
それでも僕ぼくは声こえにする
虚空こくうだと知しりながら
僕ぼくらは歩あるいていくんだ

分わかり合あったフリでも良いい
あなたと繋つながり合あっていたい