土砂降り 歌詞 上白石萌音 ふりがな付

例たとえば夏なつを閉しまって 通とおり過すぎた笑わらい声ごえも
あなたのこと気きにして 胸むねに空あいた穴あなを撫なでてく
平気へいきなフリしてたって やけに優やさしい風かぜのせいで
「ひとりぼっち」転ころがって 空そらを駆かけていった

ねぇそのままで 口くちずさんだら恋こいも すぐに消きえていくの?
急きゅうな土砂降どしゃぶりが 悪わるい夢ゆめ 全すべて流ながしてくれるから

明日あしたはもっと上向うわむいて
光ひかりの方ほうだけ見みつめて
あなたが落おとした影かげだって
全部ぜんぶ照てらして消きえちゃうように

薄着うすぎのまま抜ぬけ出だして 夜よるの公園こうえん探さがしたって
キラキラしてた2人ふたり それは全部ぜんぶフィクションみたいだ
水溜みずたまりを蹴飛けとばして 「明日あしたは快晴かいせい」呟つぶやいたって
まだ星ほしも見みえない空そらに 願ねがいもかけられない

どうしていつまでも 心こころの中なかで騒さわぐ 雨あめは止やんでくれない
塞ふさいだ思おもい出でも 明日あしたにはちょっと 愛あいしてあげたいな

畳たたんだ雨傘あまがさ握にぎって
小ちいさな一いっ歩ぽ踏ふみ出だした
潤うるんだ羽根はねが乾かわいたら
もっと遠とおくに行いけますように

明日あしたはもっと大胆だいたんに
確たしかな今日きょうを抱だきしめて
そっと差さし込こむ虹にじの尾おも
全部ぜんぶ私わたしの味方みかただろう

明日あしたはもっと上向うわむいて
光ひかりの方ほうだけ見みつめて
あなたが落おとした影かげだって
全部ぜんぶ照てらして消きえちゃうように