舟 歌詞 真木柚布子 ふりがな付

お酒さけ呑のむたび 酔ようたびに
過すぎたあの日ひが 近ちかくなる
二に度ども三さん度ども あきらめて
あきらめきれず ふく涙なみだ
棹さおをさしてよ 夢ゆめ漕こぐ舟ふねに
ついて行いかせてヨーオ… ねえあなた

岸きしを離はなれて 身みを晒さらす
薄うすい縁えにしの 紙かみの舟ふね
あなた点ともして篝火かがりびを
淋さみしさばかり 沁しみる日ひは
水みずの鏡かがみに あなたが映うつる
恋こいしがらせてヨーオ… 又またじらす

たぶん人生じんせい 春はると秋あき
咲さいて七草ななくさ 知しる情なさけ
肌はだの寒さむさは あなた故ゆえ
焦こがれる辛つらさ あなた故ゆえ
せめてください 夢ゆめ漕こぐ舟ふねを
たどり着つきたいヨーオ… 向むこう岸ぎし