よみ:いっぽんがたなどひょういり
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「取的とりてきさん、お前まえさん一文いちもんなしだと云いったっけねえ、利と
根川ねがわの渡わたしは十六じゅうろく文もんだよ。少すくないけど、わたしの身上しんじょうあ
りったけやるから、どこかで何なにか食たべてお行いき…。ほ
ら遠慮えんりょしないで、持もってお行いき…。
…取的とりてきさんの名なは駒形こまがた茂兵衛もへえというのかい…、ヘーい
い名なだね。出世しゅっせを持もってるよ…。
駒形こまがたあァー」
角力すもう名なのりを やくざに代かえて
今いまじゃ抱だき寝ねの 一いっ本刀ぽんがたな
利根とねの川風かわかぜ まともに吹ふけば
人ひとの情なさけを
人ひとの情なさけを 思おもい出だす
「姐ねえさんは越中えっちゅう八尾やつおの生うまれで、名なはお蔦つた…さん…。あ
の時ときお蔦つたさんが口くちずさんでいなすった唄うたも、忘わすれちゃ
おりやせん…」
忘わすれられよか 十じゅう年ねん前まえを
胸むねにきざんだ あのあねさんを
ほれたはれたと いうてはすまぬ 義理ぎりが
負おい目めの
義理ぎりが負おい目めの 旅たび合羽がっぱ
「飛とぶには潮時しおどきでござんす…。
サアお行いきなさんせ 早はやく…。
ああ お蔦つたさん…。棒ぼうっ切きれを振ふり回まわわしてする茂も
兵衛へえのこれが…、十じゅう年ねん前まえに櫛くしかんざし巾着きんちゃくぐるみ、意い
見けんを貰もらった姐ねえさんに、せめて見みて貰もらう駒形こまがたの、しがね
え姿すがたの…横綱よこづなの土俵入どひょういりでござんす…」
見みせてあげたい 男おとこの夢ゆめも
いつかくずれた 一いっ本刀ぽんがたな
悪わるい奴やつなら おさえて投なげて
行いくが俺おいらの
行いくが俺おいらの 土俵入どひょういり
根川ねがわの渡わたしは十六じゅうろく文もんだよ。少すくないけど、わたしの身上しんじょうあ
りったけやるから、どこかで何なにか食たべてお行いき…。ほ
ら遠慮えんりょしないで、持もってお行いき…。
…取的とりてきさんの名なは駒形こまがた茂兵衛もへえというのかい…、ヘーい
い名なだね。出世しゅっせを持もってるよ…。
駒形こまがたあァー」
角力すもう名なのりを やくざに代かえて
今いまじゃ抱だき寝ねの 一いっ本刀ぽんがたな
利根とねの川風かわかぜ まともに吹ふけば
人ひとの情なさけを
人ひとの情なさけを 思おもい出だす
「姐ねえさんは越中えっちゅう八尾やつおの生うまれで、名なはお蔦つた…さん…。あ
の時ときお蔦つたさんが口くちずさんでいなすった唄うたも、忘わすれちゃ
おりやせん…」
忘わすれられよか 十じゅう年ねん前まえを
胸むねにきざんだ あのあねさんを
ほれたはれたと いうてはすまぬ 義理ぎりが
負おい目めの
義理ぎりが負おい目めの 旅たび合羽がっぱ
「飛とぶには潮時しおどきでござんす…。
サアお行いきなさんせ 早はやく…。
ああ お蔦つたさん…。棒ぼうっ切きれを振ふり回まわわしてする茂も
兵衛へえのこれが…、十じゅう年ねん前まえに櫛くしかんざし巾着きんちゃくぐるみ、意い
見けんを貰もらった姐ねえさんに、せめて見みて貰もらう駒形こまがたの、しがね
え姿すがたの…横綱よこづなの土俵入どひょういりでござんす…」
見みせてあげたい 男おとこの夢ゆめも
いつかくずれた 一いっ本刀ぽんがたな
悪わるい奴やつなら おさえて投なげて
行いくが俺おいらの
行いくが俺おいらの 土俵入どひょういり