なつやすみ 歌詞 Saucy Dog ふりがな付

蚊取かとり線香せんこうがジリジリと
白しろく燃もえて落おちていく
僕ぼくは縁側えんがわ、蝉せみの大だい合唱がっしょう聞ききながら
〝あぁ足あしが痒かゆいな〟

スイカの種たねを空そらに飛とばして
午後ごごは何なにをしようかな
特とくに予定よていがあるわけじゃないけど
今夜こんやも課題かだいは後回あとまわし

誰だれかのデータなんかじゃないよ
チートも魔法まほうも使つかえない

どこか遠とおくの街まちで 独ひとりで生いきながら
愛あいする事ことを学まなんだり
そんなありふれた日々ひびに 抱だいた憧あこがれも
当あたり前まえじゃないと知しった

痛いたみも悲かなしみもリアルで
もっと上手じょうずに生いきていたい

瞼まぶたを閉とじて開ひらいたらもう
夕焼ゆうやけのチャイムが鳴なり
〝あの夏なつの日ひにはもう戻もどれない〟
そう言いわれた気きがしたのさ

時間じかんが無ないなんて言いい訳わけさ
僕ぼくがよく分わかってるよ
思おもい描えがいた日々ひびが眩まぶしすぎて
今いまが真まっ暗くらに思おもえてくる

〝ああだったこうだった〟
って悩なやんでいたら勿体もったいないぜ
そうモノクロだったコントラスト
色付いろづけしていくこれから

そこが天国てんごくだって地獄じごくだって
もうどうせ後あとには戻もどれない
だからどうやって どうやって生いきて行いくのか
死しに方かたは選えらべ少年しょうねん

遠とおくの街まちで 出会であった人ひと達たちや
愛あいする人ひとと笑わらったり
そんなありふれた日々ひびが 堪たまらなく愛いとしいって
なんか泣なきそうになったり

酸すいも甘あまいも噛かみ締しめて
シナリオなんてひとつもなくていい