妖し花 歌詞 吉川ひとみ ふりがな付

月つきの雫しずくを 浴あびて開ひらく 花はなびら
そうよ あなた一人ひとり 想おもって咲さくのよ
赤あかい薔薇ばらより 紅あかく口紅べにを 引ひくのは
今いまは 他ほかの誰だれよりも 綺麗きれいでいたいから
闇やみに咲さく 花はなでもいい
罪深つみぶかい 花はなでも
このままで いられたら
不幸ふこうでかまわない
いいの… あなたの 腕うでの中なかで咲さきたい

水みずを下ください 愛あいの水みずを 今いますぐ
そうよ 枯かれぬように この身みを包つつんで
夜よるにこぼれる 深ふかく甘あまい 吐息といきは
やっと 逢あえた嬉うれしさを わかって欲ほしいから
闇やみに咲さく 花はなでもいい
罪深つみぶかい 花はなでも
この先さきの 人生じんせいが
涙なみだでかまわない
いいの… あなたの 腕うでの中なかで死しんでも

闇やみに咲さく 妖あやしの花はな
乱みだれ咲さく 恋花こいばな
咲さかせたら 枯かれるまで
誰だれにも渡わたさない
そうよ… その瞳めに 私わたしだけを映うつして