よみ:さんもんむそうたん
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おんぼろ公こう寓ぐうへ帰宅きたく中ちゅう
チャリンと鳴ならす金かねで膨ふくらんだ巾着きんちゃく
牙きば剥は向むく野良犬のらいぬに吠ほえられ
逃にげる様ように裏うら路地ろじを抜ぬけるのさ
煙草たばこに灯火ともしび 埃ほこり被かぶる山積やまづみの書籍しょせき
実家じっかから持もち出だした金かねならば疾とうに
筆ふでと紙かみに変かえてしまったのでゑす
三さん文もん小説しょうせつ書かくにも金かねが到底とうてい足たんないわ
この身みを賭として博打ばくちを打うって
僕ぼくは何なにを望のぞんでいる?
愛情あいじょう 偽造ぎぞう 夜盗やとう 全部ぜんぶ
もう、金かねに成なるなら何なんでも良よかった
花瓦斯はながすが彩いろどったトウキョウが
僕ぼくを酷ひどく汚よごしていく
妄想もうそう過剰かじょう 思想しそう 逃避行とうひこう
綴つづる物語ものがたりだけが確たしかだ
生活せいかつも社会しゃかいも知しらぬ振ふり
僕ぼくは僕ぼくを描えがいていく
金かねの為ため正義感せいぎかんは十字架じゅうじかに
筆ふでに賭かけた人生じんせい行ゆく末すえ如何いかに
漫然まんぜんと流離さすらふなど御免遊ごめんあそばせ
堕おちる処ところまで堕おちて仕舞しまいましょう
善悪ぜんあくの選別せんべつ出来できず描えがいた文章ぶんしょう
文學ぶんがくに殺ころされていく此処ここトウキョウ
汚よごれちまったんだ きっと
正まさに危急ききゅう存亡そんぼう
机上きじょうに筆一ふでいっ本ぽん、失笑しっしょう
三文文士さんもんぶんしの評価ひょうかも忘わする程ほどに腐くさっていた
「金かねさえ有あれば」と凭もたれる今日きょうに
僕ぼくは何なにを描えがいている?
空想くうそう 夢想むそう 魔法まほうみたいな像ぞう
何一なにひとつ浮うかぶ物ものが無なかった
空白くうはくが弔とむらった四百よんひゃく字じ
丸まるめて床ゆかに放ほっぽった
嗚呼ああ、どうしよう
咽むせび泣ないては
他人たにんの不幸ふこうで酒さけを呷あおってる
獰悪どうあくな欲よくに溺おぼれていく
誰だれか僕ぼくを救すくってくれ
丁寧ていねいに詰つめた弾薬だんやくだって
侠客きょうかくに捌さばいた阿片あへんだって
全部ぜんぶは夢ゆめを描えがく為ため
どうしても必要ひつようだった
此処ここが墓場はかばと決きめた六ろく畳じょう間ま
僕ぼくは何なにを望のぞんでいる?
僕ぼくは...
愛情あいじょう 偽造ぎぞう 夜盗やとう 全部ぜんぶ
もう、金かねに成なるなら何なんでも良よかった
花瓦斯はながすが彩いろどったトウキョウで
僕ぼくは酷ひどく汚よごれていく
妄想もうそう過剰かじょう 思想しそう 逃避行とうひこう
筆ふでに掛かかれば殺ころしも芸術げいじゅつさ
道徳どうとくも規律きりつも知しるものか
この世界せかいは僕ぼくのものだ
三さん文もん小説しょうせつを描えがく為ため
僕ぼくは夜よるを奪うばいにいく
チャリンと鳴ならす金かねで膨ふくらんだ巾着きんちゃく
牙きば剥は向むく野良犬のらいぬに吠ほえられ
逃にげる様ように裏うら路地ろじを抜ぬけるのさ
煙草たばこに灯火ともしび 埃ほこり被かぶる山積やまづみの書籍しょせき
実家じっかから持もち出だした金かねならば疾とうに
筆ふでと紙かみに変かえてしまったのでゑす
三さん文もん小説しょうせつ書かくにも金かねが到底とうてい足たんないわ
この身みを賭として博打ばくちを打うって
僕ぼくは何なにを望のぞんでいる?
愛情あいじょう 偽造ぎぞう 夜盗やとう 全部ぜんぶ
もう、金かねに成なるなら何なんでも良よかった
花瓦斯はながすが彩いろどったトウキョウが
僕ぼくを酷ひどく汚よごしていく
妄想もうそう過剰かじょう 思想しそう 逃避行とうひこう
綴つづる物語ものがたりだけが確たしかだ
生活せいかつも社会しゃかいも知しらぬ振ふり
僕ぼくは僕ぼくを描えがいていく
金かねの為ため正義感せいぎかんは十字架じゅうじかに
筆ふでに賭かけた人生じんせい行ゆく末すえ如何いかに
漫然まんぜんと流離さすらふなど御免遊ごめんあそばせ
堕おちる処ところまで堕おちて仕舞しまいましょう
善悪ぜんあくの選別せんべつ出来できず描えがいた文章ぶんしょう
文學ぶんがくに殺ころされていく此処ここトウキョウ
汚よごれちまったんだ きっと
正まさに危急ききゅう存亡そんぼう
机上きじょうに筆一ふでいっ本ぽん、失笑しっしょう
三文文士さんもんぶんしの評価ひょうかも忘わする程ほどに腐くさっていた
「金かねさえ有あれば」と凭もたれる今日きょうに
僕ぼくは何なにを描えがいている?
空想くうそう 夢想むそう 魔法まほうみたいな像ぞう
何一なにひとつ浮うかぶ物ものが無なかった
空白くうはくが弔とむらった四百よんひゃく字じ
丸まるめて床ゆかに放ほっぽった
嗚呼ああ、どうしよう
咽むせび泣ないては
他人たにんの不幸ふこうで酒さけを呷あおってる
獰悪どうあくな欲よくに溺おぼれていく
誰だれか僕ぼくを救すくってくれ
丁寧ていねいに詰つめた弾薬だんやくだって
侠客きょうかくに捌さばいた阿片あへんだって
全部ぜんぶは夢ゆめを描えがく為ため
どうしても必要ひつようだった
此処ここが墓場はかばと決きめた六ろく畳じょう間ま
僕ぼくは何なにを望のぞんでいる?
僕ぼくは...
愛情あいじょう 偽造ぎぞう 夜盗やとう 全部ぜんぶ
もう、金かねに成なるなら何なんでも良よかった
花瓦斯はながすが彩いろどったトウキョウで
僕ぼくは酷ひどく汚よごれていく
妄想もうそう過剰かじょう 思想しそう 逃避行とうひこう
筆ふでに掛かかれば殺ころしも芸術げいじゅつさ
道徳どうとくも規律きりつも知しるものか
この世界せかいは僕ぼくのものだ
三さん文もん小説しょうせつを描えがく為ため
僕ぼくは夜よるを奪うばいにいく