影の行方 歌詞 明くる夜の羊 ふりがな付

吐はいて吸すった息いきは
どうしようもなく情なさけなくて
対峙たいじする己おのれを
迎むかえ撃うったってどうせ 身みを引ひいたってどうせ

同おなじでしょう 昨日きのうまでの自分じぶんと

スローモーションの世界せかいで息いきをしていた
変かわらないで、変かわれないでいることに気付きづけなかったの

不甲斐ふがいないね 穴あなだらけのこの自分じぶんを埋うめてやれるのは誰だれだ

塞ふさいでいた耳みみに飛とび交かうのは言葉ことばではなく
腐くさってしまっている 幼おさない頃ころにはあった夢ゆめ、希望きぼうやらの惨状さんじょう

壊こわれてしまった "綺麗きれいなままの方ほうが"なんてさ

限かぎりある世界せかいで息いきをしていた
叶かなわないね、叶かなえられないことに気付きづけなかったの
讃たたえないで 夢ゆめばかりみては何なにひとつ変かえられなかった今いまを

スローモーションの世界せかいで息いきをしていた
愁うれいも汚きたない感情かんじょうも全すべて飲のみ干ほしてしまえたなら
不甲斐ふがいないね 穴あなだらけのこの自分じぶんを埋うめてやれるのは誰だれだ