Scratch (with 稲葉浩志) 歌詞 TK from 凛として時雨 ふりがな付

いつかこの指ゆびも いつかこの声こえも
時ときに溶とけていって深ふかく沈しずんでいくよ

君きみの手ての中なかに 君きみの瞳ひとみの中なかに
映うつる輝かがやきは 淡あわい泡あわの様ようだ

僕ぼくらは孤独こどくだ 繋つないだ指先ゆびさき
触ふれても 触ふれても
ひとつになれずに 透すき通とおって

堕おちていくのさ「永遠えいえん」の罠わなに
僕ぼくらは波なみに飲のみ込こまれて
紡つむいだ時間じかんもあの日ひ見みた景色けしきも
見みえないものにさらわれて
手てを伸のばしても

いつかこの指ゆびも いつかこの声こえも
時ときに溶とけていって深ふかく沈しずんでいくよ

溢あふれる涙なみだに零こぼれた約束やくそく
どれだけ強つよく繋つないでも
次第しだいにぼやけるピントの向むこうで
笑わらってる君きみが消きえた

堕おちていくのさ「永遠えいえん」の罠わなに
僕ぼくらは何なにに飲のみ込こまれているの?
紡つむいだ時間じかんもあの日ひ見みた景色けしきも
見みえないものにさらわれて
手てを伸のばしても

淡あわく淡あわく儚はかない
彩いろどりが舞まい散ちっていく様ように
溶とけて溶とけ合あっても
僕ぼくをすり抜ぬけてしまうんだ
この指ゆびとこの声こえが刺さした君きみの傷跡きずあとが
互たがい失うしなっても 輝かがやいてる For you

散ちりゆく僕ぼくらの
遺のこしたイメージは永遠えいえんの傷きずだ
沈しずんだ先さきにある
遠とおい 遠とおい場所ばしょで消きえて生いける

いつかこの指ゆびも いつかこの声こえも
時ときに溶とけていって深ふかく沈しずんでいくよ