忘憂 歌詞 獅子志司 ふりがな付

持もって生うまれてないです
この世よに愛あいされる術すべ知しりたくて
恋焦こいこがれる幽霊ゆうれい
横目よこめに見惚みとれてんのさ
明あけぬ朝あさに灯火ともしびを

巡めぐり巡めぐる君きみの歌うたで
救すくわれたんです
数多あまたの夜よる歌うたってたんです
忘わすれていたいんです

それはそれはもうね
口くちに出だせぬようで
ノイズ嗚咽おえつ無理むりでも飲のみ込こんで
本音ほんねなんて来世らいせだね

持もって生うまれてないです
この世よに愛あいされる術すべ知しりたくて
どうか後あとのルーレット
ゾロ目めに賭かけてみるから
少すこしばかりの恵めぐみを

この世よのルール
ましだと知しって 打うち出だす一手いって
言葉ことばはツール
命いのちを賭として誇ほこりを説といて

思おもい思おもい道理どうり 貫つらぬける事ことに
恐悦きょうえつ至極しごく 誰だれもが尊とうといのに
僕ぼくにのみに欲ほしい

持もって生うまれてたいです
あなたに愛あいされる術すべ知しらなくて
故意こいに忘わする憂うれい
この目めに焼やき付つけるのは
薄うすれゆくアイオライト

酔よって眠ねむれないです
この世よに愛あいされる夢ゆめ儚はかなくて
死しんで変かわる運命うんめい 恐こわくて
思おもい出だすのさ 僕ぼくはまだいるんだ
変かわりゆく性さが
願ねがわくば君きみの希望きぼう

持もって生うまれてないです
だから僕ぼくら
愛あいを謳うたう亡霊ぼうれい