木彫ドール 歌詞 唯美人形 ふりがな付

うつむいた 女おんなの子こ 木彫きぼり人形にんぎょう
傷きずついて 壊こわれかけ 糸いとが絡からまる
静寂せいじゃくの 真夜中まよなかに 青あおい妖精ようせい
金きんの杖つえを一振ひとふり

錆さびた鐘かねが歌うたう
絡からむ糸いとを断たち切きって走はしれ
指図さしずされるのは嫌いやよ
幕まくを上あげて 意いのままに踊おどる

微笑ほほえんで頷うなずいて みんないい子このふりして
嘘うそつきなんでしょ
嫌いやなこと嫌いやだから
誰だれのルールも守まもりたくない
嵐あらしの夜よるに誓ちかう それでいいのよ

気持きもちとか心こころとか分わからないけど
疑うたがわず 幸しあわせに 生いきていたいの
わがままにドレス着きてヒールを履はいて
夜よるの街まちに出でかける

錆さびた鐘かねを鳴ならす
つなぐ糸いとはなくても踊おどれる
今夜こんや 私わたしは綺麗きれいよ
輝かがやいてる 自由自在じゆうじざい歌うたう

私わたしだけ見みてほしい 今日きょうは特別とくべつなものをプレゼントしてね
楽たのしみも喜よろこびも足たりない
この舞台ぶたいは誰だれにも邪魔じゃまさせない
あなたは私わたしだけを見みて

ねえ私わたしって綺麗きれい?
私わたしの好すきなところ、100個こ言いってみて?
優やさしくしてくれないと嫌いや
楽たのしいことだけしたいの
もっと幸しあわせになりたい
永遠えいえんに愛あいしてほしいの

微笑ほほえんで頷うなずけば みんないい子こねと褒ほめることは知しってるの
でも嫌いやなこと嫌いやなのよ
誰だれかのルールは聞ききたくない
私わたしらしく生いきたい
操あやつられない

自惚うぬぼれた 欲張よくばりな ロバの人形にんぎょう
鼻はな伸のびて花はなが咲さき蝶々ちょうちょもとまる
三日月みかづきの 真夜中まよなかに 猫ねこと狐きつねが
夢ゆめの国くにに手て招まねく
静しずかに幕まくが下おりる