浅あさい眠ねむりに魘うなされている 酷ひどく惨むごく暗くらい夢ゆめを見みている
森もりの奥深おくふかく 誘いざなわれる 不気味ぶきみで歪いびつな夢ゆめを見みている
嘘吐うそつき猫ねこが口くちを開ひらいた 「清きよく正ただしく素直すなおであれ」と
集つどう群衆ぐんしゅうの影かげ 皆みな揃そろって唱となえている呪まじないの類たぐい
- 不正ふせいをするよりも受うけるがいい。 -
『キミの番ばんだ』
踊おどれ踊おどれ 掌てのひらの上うえ マリオネットが如ごとく夜よるを舞まえ
ほら御お手てを合あわせて拝おがむ 「神かみは死しんだ、もう救すくいはない」
泳およげ泳およげ 蠱こ毒どくの群むれ 罪つみに罰ばつを 悪あくには裁さばきを下くだせ
十字じゅうじを切きって ただ祈いのるだけ
『×××××』
浅あさい眠ねむりに魘うなされている 酷ひどく惨むごく暗くらい夢ゆめを見みている
宛あてもなくただ迷路めいろを巡めぐる 疲つかれ果はててやがて目めが覚さめる
時計とけいの針はりは午前ごぜん2、3時じ 寝汗ねあせに濡ぬれるはだけた Nightie
バルコニーじゃ物足ものたりず 着替きがえ済すませてリフレッシュ 夜よるの街まちを歩あるいてく
夜行やこう徘徊はいかい 理想りそう 夢想むそう 幻想げんそう 架空かくうの文字もじ列れつを問とう
惑まどう 明滅めいめつを繰くり返かえしている信号しんごう 歩道ほどう 向むこうには死霊しりょう
思おもわず駆かけ出だして逃にげ込こんだ児童遊園じどうゆうえんには黒くろい猫ねこ
「逃にげれられると思おもうなよ」 振ふり向むけば夢ゆめで見みた影かげの群むれの合唱がっしょう
- 視界しかいを閉とざす前まえにまずその瞳ひとみを捧ささげよ。 -
- 無駄口むだぐちを叩たたく前まえにまずその舌したを捧ささげよ。 -
- 奪うばわれる前まえにまずその腕うでを切きり落おとせ。 -
- 逃にげ惑まどう脚あしなどお前まえにはもう必要ひつようない。 -
『震ふるえて眠ねむれ』
走はしれ走はしれ 回まわし車ぐるま 鼠ねずみのように愚おろかにひたすらに
ほら額ひたいに手てを当あて拝おがむ 「神かみは死しんだ、もう救すくいはない」
眠ねむれ眠ねむれ 孤独こどくに死しね 罪つみに罰ばつを 悪あくには裁さばきを下くだせ
十字じゅうじを切きって ただ祈いのるだけ
探さがしていた物ものはたったひとつだった 忘わすれられない記憶きおくの欠片かけら
醒さめない悪夢ゆめを見続みつづけている 朝あさも昼ひるも夜よるも
無なくしていた物ものをやっと見みつけた それは曖昧あいまいな感情かんじょうだった
故ゆえの取とり替かえせぬ過あやまちを 悔くやみ続つづけている
眠ねむれ
『茶番ちゃばんは終おわりだ』
踊おどれ踊おどれ 掌てのひらの上うえ マリオネットが如ごとく夜よるを舞まえ
ほら御お手てを合あわせて告つげる 「神かみは殺ころした、救すくいはない」
嗤わらえ嗤わらえ 冒涜ぼうとくの末すえ 罪つみに罰ばつを? ならば裁さばきを下くだす
十字じゅうじを切きって ただ祈いのるだけ
探さがしていた物ものはたったひとつだった 忘わすれられない記憶きおくの欠片かけら
醒さめない悪夢ゆめを見続みつづけている 朝あさも昼ひるも夜よるも
亡なくしていた者ものをやっと見みつけた それは曖昧あいまいな感情かんじょうだった
故ゆえの取とり替かえせぬ過あやまちを 贖あがない続つづけている
浅asaいi眠nemuりにrini魘unaされているsareteiru 酷hidoくku惨mugoくku暗kuraいi夢yumeをwo見miているteiru
森moriのno奥深okufukaくku 誘izanaわれるwareru 不気味bukimiでde歪ibitsuなna夢yumeをwo見miているteiru
嘘吐usotsuきki猫nekoがga口kuchiをwo開hiraいたita 「清kiyoくku正tadaしくshiku素直sunaoであれdeare」とto
集tsudoうu群衆gunsyuuのno影kage 皆mina揃soroってtte唱tonaえているeteiru呪majinaいのino類taguいi
- 不正fuseiをするよりもwosuruyorimo受uけるがいいkerugaii。 -
『キミkimiのno番banだda』
踊odoれre踊odoれre 掌tenohiraのno上ue マリオネットmarionettoがga如gotoくku夜yoruをwo舞maえe
ほらhora御o手teをwo合aわせてwasete拝ogaむmu 「神kamiはha死shiんだnda、もうmou救sukuいはないihanai」
泳oyoげge泳oyoげge 蠱ko毒dokuのno群muれre 罪tsumiにni罰batsuをwo 悪akuにはniha裁sabaきをkiwo下kudaせse
十字juujiをwo切kiってtte ただtada祈inoるだけrudake
『×××××』
浅asaいi眠nemuりにrini魘unaされているsareteiru 酷hidoくku惨mugoくku暗kuraいi夢yumeをwo見miているteiru
宛ateもなくただmonakutada迷路meiroをwo巡meguるru 疲tsukaれre果haててやがてteteyagate目meがga覚saめるmeru
時計tokeiのno針hariはha午前gozen2、3時ji 寝汗neaseにni濡nuれるはだけたreruhadaketa Nightie
バルコニbarukoniーじゃja物足monotaりずrizu 着替kigaえe済suませてmaseteリフレッシュrifuressyu 夜yoruのno街machiをwo歩aruいてくiteku
夜行yakou徘徊haikai 理想risou 夢想musou 幻想gensou 架空kakuuのno文字moji列retsuをwo問toうu
惑madoうu 明滅meimetsuをwo繰kuりri返kaeしているshiteiru信号shingou 歩道hodou 向muこうにはkouniha死霊shiryou
思omoわずwazu駆kaけke出daしてshite逃niげge込koんだnda児童遊園jidouyuuenにはniha黒kuroいi猫neko
「逃nigeれられるとrerareruto思omoうなよunayo」 振fuりri向muけばkeba夢yumeでde見miたta影kageのno群muれのreno合唱gassyou
- 視界shikaiをwo閉toざすzasu前maeにまずそのnimazusono瞳hitomiをwo捧sasaげよgeyo。 -
- 無駄口mudaguchiをwo叩tataくku前maeにまずそのnimazusono舌shitaをwo捧sasaげよgeyo。 -
- 奪ubaわれるwareru前maeにまずそのnimazusono腕udeをwo切kiりri落oとせtose。 -
- 逃niげge惑madoうu脚ashiなどおnadoo前maeにはもうnihamou必要hitsuyouないnai。 -
『震furuえてete眠nemuれre』
走hashiれre走hashiれre 回mawaしshi車guruma 鼠nezumiのようにnoyouni愚oroかにひたすらにkanihitasurani
ほらhora額hitaiにni手teをwo当aてte拝ogaむmu 「神kamiはha死shiんだnda、もうmou救sukuいはないihanai」
眠nemuれre眠nemuれre 孤独kodokuにni死shiねne 罪tsumiにni罰batsuをwo 悪akuにはniha裁sabaきをkiwo下kudaせse
十字juujiをwo切kiってtte ただtada祈inoるだけrudake
探sagaしていたshiteita物monoはたったひとつだったhatattahitotsudatta 忘wasuれられないrerarenai記憶kiokuのno欠片kakera
醒saめないmenai悪夢yumeをwo見続mitsuduけているketeiru 朝asaもmo昼hiruもmo夜yoruもmo
無naくしていたkushiteita物monoをやっとwoyatto見miつけたtsuketa それはsoreha曖昧aimaiなna感情kanjouだったdatta
故yueのno取toりri替kaえせぬesenu過ayamaちをchiwo 悔kuやみyami続tsuduけているketeiru
眠nemuれre
『茶番chabanはha終oわりだwarida』
踊odoれre踊odoれre 掌tenohiraのno上ue マリオネットmarionettoがga如gotoくku夜yoruをwo舞maえe
ほらhora御o手teをwo合aわせてwasete告tsuげるgeru 「神kamiはha殺koroしたshita、救sukuいはないihanai」
嗤waraえe嗤waraえe 冒涜boutokuのno末sue 罪tsumiにni罰batsuをwo? ならばnaraba裁sabaきをkiwo下kudaすsu
十字juujiをwo切kiってtte ただtada祈inoるだけrudake
探sagaしていたshiteita物monoはたったひとつだったhatattahitotsudatta 忘wasuれられないrerarenai記憶kiokuのno欠片kakera
醒saめないmenai悪夢yumeをwo見続mitsuduけているketeiru 朝asaもmo昼hiruもmo夜yoruもmo
亡naくしていたkushiteita者monoをやっとwoyatto見miつけたtsuketa それはsoreha曖昧aimaiなna感情kanjouだったdatta
故yueのno取toりri替kaえせぬesenu過ayamaちをchiwo 贖aganaいi続tsuduけているketeiru