消きえない苦悩くのうを振ふり解ほどけず
稀まれな休日やすみも溢こぼれ落おちてゆく
陽光ひかりに透すけた葉脈ようみゃくみたいに
分岐わかれてく道みちにも、絶たえぬ恩寵おんちょうを。
時折ときおり紛まぎれるノイズ
遮断しゃだんも儘ままならない
雑踏ざっとうからそっとキミの手て、牽ひいて
何処どこか遠とおくの国くにまで。
蒼あおい鳥とりの群むれが南みなみへ飛とび立たつその様さまを見みた。
空そらまで切きり立たった高たかいビルの谷たにを抜ぬけて
海岸線かいがんせんへ。
ボクらの憂鬱ゆううつも奪うばい去さってゆく気きがした。
祝福しゅくふくの鐘かねがどこまでも鳴なり響ひびいていた。
「hello.hello.hello...」
今いまは届とどかない。
希望きぼう、理想りそう、思想しそう
儚はかない願ねがい。
「why are you here?」
誰だれかがそう言いった。
空砲くうほうを合図あいずにとりどりの風船ふうせんは放はなたれた。
子供こども達たちの手てには白しろいカサブランカ
在ありし日々ひびの残のこり香が
にわか雨あめから、陽射ひざしが戻もどる頃ころには
痛いたいくらいの静寂せいじゃくがボクらを殺ころして。
消kiえないenai苦悩kunouをwo振fuりri解hodoけずkezu
稀mareなna休日yasumiもmo溢koboれre落oちてゆくchiteyuku
陽光hikariにni透suけたketa葉脈youmyakuみたいにmitaini
分岐wakaれてくreteku道michiにもnimo、絶taえぬenu恩寵onchouをwo。
時折tokiori紛magiれるreruノイズnoizu
遮断syadanもmo儘mamaならないnaranai
雑踏zattouからそっとkarasottoキミkimiのno手te、牽hiいてite
何処dokoかka遠tooくのkuno国kuniまでmade。
蒼aoいi鳥toriのno群muれがrega南minamiへhe飛toびbi立taつそのtsusono様samaをwo見miたta。
空soraまでmade切kiりri立taったtta高takaいiビルbiruのno谷taniをwo抜nuけてkete
海岸線kaigansenへhe。
ボクbokuらのrano憂鬱yuuutsuもmo奪ubaいi去saってゆくtteyuku気kiがしたgashita。
祝福syukufukuのno鐘kaneがどこまでもgadokomademo鳴naりri響hibiいていたiteita。
「hello.hello.hello...」
今imaはha届todoかないkanai。
希望kibou、理想risou、思想shisou
儚hakanaいi願negaいi。
「why are you here?」
誰dareかがそうkagasou言iったtta。
空砲kuuhouをwo合図aizuにとりどりのnitoridorino風船fuusenはha放hanaたれたtareta。
子供kodomo達tachiのno手teにはniha白shiroいiカサブランカkasaburanka
在aりしrishi日々hibiのno残nokoりri香ga
にわかniwaka雨ameからkara、陽射hizaしがshiga戻modoるru頃koroにはniha
痛itaいくらいのikuraino静寂seijakuがgaボクbokuらをrawo殺koroしてshite。