二人ふたりの帰かえり道みちの
少すこし道みちに外はずれた川沿かわぞいで
一人ひとりぽつんと石いしを投なげた
思おもい出でを捨すてるように
楽たのしげな声こえがする
少すこし懐なつかしい様ような
なんの前触まえぶれもなく起おきた
あの日ひをまだ気きにしてるの
できた女おんなじゃなくてごめんね
あなたに縋すがっていたの
怖こわいほど手てに取とるようにわかる
この気持きもちに終おわりが欲ほしくて
君きみがつけてた香水こうすいを 私わたしもつけてみたよ
あなたの匂においなのに 別べつな人ひとの気きがして
寂さびしさと虚むなしさだけが 私わたしを包つつみ込こむの
涙なみだに一人ひとり 呑のまれる夜よる
一人ひとりバスの片隅かたすみで
窓まどの外そとに心こころを置おいて
過すぎ行ゆく景色けしきに私わたしの
思おもい出でと重かさねてた
秒針びょうしんが進すすむ度たびに
私わたしは大人おとなに慣なれるのかな
こんな自分じぶんが嫌いやになるわ
私わたしはまだ子供こどもなのね
笑顔えがおが上手うまく出来できない
忘わすれれる筈はずなんて無ないの
苦くるしいほどに過去かこのあなたを
まだ追おいかけてる
君きみのつけてた香水こうすいが 私わたしを締しめ付つけるの
あなたとの日々ひびに明あけ暮くれて
ぽっかり胸むねが空からになって
これからの私わたしとの中なかに あなたが掠かすれてくよ
寂さびしさに一人ひとり 打うち拉ひしがれる夜よる
もしもあの時とき 私わたしが泣ないてたら
そっと私わたしの涙なみだに手てを当あてて
このまま私ここに居いてくれたのかな
そんな甘あまい香かおり
君きみのつけてた香水こうすいに 名残なごりが満みたして行いくの
まだそこにあなたが居いると
今いまだけは思おもわせて
君きみがつけてた香水こうすいを 私わたしもつけてみたの
涙なみだに一人ひとり 呑のまれる夜よる
君きみに会あえば繰くり返かえすから
もうここで さようなら
二人futariのno帰kaeりri道michiのno
少sukoしshi道michiにni外hazuれたreta川沿kawazoいでide
一人hitoriぽつんとpotsunto石ishiをwo投naげたgeta
思omoいi出deをwo捨suてるようにteruyouni
楽tanoしげなshigena声koeがするgasuru
少sukoしshi懐natsuかしいkashii様youなna
なんのnanno前触maebuれもなくremonaku起oきたkita
あのano日hiをまだwomada気kiにしてるのnishiteruno
できたdekita女onnaじゃなくてごめんねjanakutegomenne
あなたにanatani縋sugaっていたのtteitano
怖kowaいほどihodo手teにni取toるようにわかるruyouniwakaru
このkono気持kimoちにchini終oわりがwariga欲hoしくてshikute
君kimiがつけてたgatsuketeta香水kousuiをwo 私watashiもつけてみたよmotsuketemitayo
あなたのanatano匂nioいなのにinanoni 別betsuなna人hitoのno気kiがしてgashite
寂sabiしさとshisato虚munaしさだけがshisadakega 私watashiをwo包tsutsuみmi込koむのmuno
涙namidaにni一人hitori 呑noまれるmareru夜yoru
一人hitoriバスbasuのno片隅katasumiでde
窓madoのno外sotoにni心kokoroをwo置oいてite
過suぎgi行yuくku景色keshikiにni私watashiのno
思omoいi出deとto重kasaねてたneteta
秒針byoushinがga進susuむmu度tabiにni
私watashiはha大人otonaにni慣naれるのかなrerunokana
こんなkonna自分jibunがga嫌iyaになるわninaruwa
私watashiはまだhamada子供kodomoなのねnanone
笑顔egaoがga上手umaくku出来dekiないnai
忘wasuれれるrereru筈hazuなんてnante無naいのino
苦kuruしいほどにshiihodoni過去kakoのあなたをnoanatawo
まだmada追oいかけてるikaketeru
君kimiのつけてたnotsuketeta香水kousuiがga 私watashiをwo締shiめme付tsuけるのkeruno
あなたとのanatatono日々hibiにni明aけke暮kuれてrete
ぽっかりpokkari胸muneがga空karaになってninatte
これからのkorekarano私watashiとのtono中nakaにni あなたがanataga掠kasuれてくよretekuyo
寂sabiしさにshisani一人hitori 打uちchi拉hishiがれるgareru夜yoru
もしもあのmoshimoano時toki 私watashiがga泣naいてたらitetara
そっとsotto私watashiのno涙namidaにni手teをwo当aててtete
このままkonomama私kokoにni居iてくれたのかなtekuretanokana
そんなsonna甘amaいi香kaoりri
君kimiのつけてたnotsuketeta香水kousuiにni 名残nagoりがriga満miたしてtashite行iくのkuno
まだそこにあなたがmadasokonianataga居iるとruto
今imaだけはdakeha思omoわせてwasete
君kimiがつけてたgatsuketeta香水kousuiをwo 私watashiもつけてみたのmotsuketemitano
涙namidaにni一人hitori 呑noまれるmareru夜yoru
君kimiにni会aえばeba繰kuりri返kaeすからsukara
もうここでmoukokode さようならsayounara