夕陽の上 歌詞 川崎鷹也 ドラマ「ひだまりが聴こえる」エンディングテーマ ふりがな付

通とおり過すぎゆく香かおりは ふたりの距離きょりを保たもって
いつもより遠回とおまわり道みちを小ちいさな歩幅ほはばでゆく

もう少すこしだけ 時間じかん を止とめて
伝つたえるべき言葉ことばたちは どうしてどうして

あの日ひの夕陽ゆうひは眩まぶしくて
薄目うすめを開あけながら ふたつの影かげを追おう
朧おぼろげな記憶きおく 遠とおい空そら
やるせない想おもいは 夕陽ゆうひの上うえを歩あるく

先さきを歩あるくあなたは 時折ときおり立たち止どまって
何事なにごともないように歩あるく後うしろ姿すがたを見みつめる

もう一度いちどだけ 振ふり向むいたなら
伝つたえるべき言葉ことばたちは どうしてどうして

あなたの笑顔えがおが眩まぶしくて
目めを影かげに落おとした 茜色あかねいろ風かぜが舞まう
朧おぼろげな記憶きおく 遠とおい空そら
鳴なり止やまない鼓動こどうは 夕陽ゆうひの上うえを駆かける

水面みなもが揺ゆれ動うごく 艶あでやかに煌きらめく 宝石ほうせきのよう
あなたは微笑ほほえんだ唇くちびるを震ふるわせて
潤うるんだ瞳ひとみの奥おく 行いくんだあなたは遠とおく

今日きょうもまた夕陽ゆうひは眩まぶしくて
薄目うすめを開あけながら ひとつの影かげを追おう
朧おぼろげな記憶きおく 遠とおい空そら
戻もどらない時間じかんは 夕陽ゆうひの上うえを辿たどる