星ほしの夜よる 迷まよっていた 並ならんだドアの前まえで
「僕ぼくらまた巡めぐり会あえるかな」
願ねがったまま 君きみと僕ぼく
暗くらい部屋へやに灯ともる火ひに 劣等感れっとうかんが揺ゆらめいた
思おもったよりも苦にがい記憶きおく ぱっと忘わすれられたなら
色褪いろあせた今日きょうを伝つたう涙なみだ
群青ぐんじょう越こえて藍あいの淵ふち
静しずかの海うみに溶とけたなら
明日あしたの空そらを染そめるかな
月つきの夜よる 気付きづいていた 並ならんだドアの先さきを
「もう二に度どと戻もどれないかもな」
黙だまったまま手てを繋つなぐ
緩ゆるい雨あめに唄うたう窓まど 倦怠感けんたいかんが聴ききに来きた
思おもったよりも甘あまい記憶きおく そっと忘わすれられたなら
抱だきしめた君きみの香かおりで
濃藍こいあい沈しずむ瑠璃るりになって
海うみの底そこ千せん年ねん先さきも
君きみの側そば寄より添そえたのなら
巡めぐる夜よる 走はしっていた 並ならんだドア背せを向むけて
「少すこしだけ逃にげてもいいよね」
笑わらい声ごえを響ひびかせた
人生じんせいは選択せんたくの連続れんぞくで出来できていて
わかってる そのどれも大切たいせつな瞬間しゅんかんで
あとどれだけのドアを僕ぼくらは選えらぶのだろう
例たとえばそのどれかが君きみと同おなじだったなら
痩やせたこの胸むねに咲さく恋こいは
青藍せいらん包つつむ花はな浅葱あさぎ
いつかの君きみに出会であえたら
結末けつまつは変かわるのかな
少すこしずつ変かわっていた 大人おとなになるにつれて
「この気持きもち忘わすれちゃうのかな」
それでも僕ぼくら頷うなずきあって
星ほしの夜よる 迷まよっていた 並ならんだドアと二人ふたり
「僕ぼくらまた巡めぐり会あえるから」
こうして違ちがうドアを開ひらいた
星hoshiのno夜yoru 迷mayoっていたtteita 並naraんだndaドアdoaのno前maeでde
「僕bokuらまたramata巡meguりri会aえるかなerukana」
願negaったままttamama 君kimiとto僕boku
暗kuraいi部屋heyaにni灯tomoるru火hiにni 劣等感rettoukanがga揺yuらめいたrameita
思omoったよりもttayorimo苦nigaいi記憶kioku ぱっとpatto忘wasuれられたならreraretanara
色褪iroaせたseta今日kyouをwo伝tsutaうu涙namida
群青gunjou越koえてete藍aiのno淵fuchi
静shizuかのkano海umiにni溶toけたならketanara
明日ashitaのno空soraをwo染soめるかなmerukana
月tsukiのno夜yoru 気付kiduいていたiteita 並naraんだndaドアdoaのno先sakiをwo
「もうmou二ni度doとto戻modoれないかもなrenaikamona」
黙damaったままttamama手teをwo繋tsunaぐgu
緩yuruいi雨ameにni唄utaうu窓mado 倦怠感kentaikanがga聴kiきにkini来kiたta
思omoったよりもttayorimo甘amaいi記憶kioku そっとsotto忘wasuれられたならreraretanara
抱daきしめたkishimeta君kimiのno香kaoりでride
濃藍koiai沈shizuむmu瑠璃ruriになってninatte
海umiのno底soko千sen年nen先sakiもmo
君kimiのno側soba寄yoりri添soえたのならetanonara
巡meguるru夜yoru 走hashiっていたtteita 並naraんだndaドアdoa背seをwo向muけてkete
「少sukoしだけshidake逃niげてもいいよねgetemoiiyone」
笑waraいi声goeをwo響hibiかせたkaseta
人生jinseiはha選択sentakuのno連続renzokuでde出来dekiていてteite
わかってるwakatteru そのどれもsonodoremo大切taisetsuなna瞬間syunkanでde
あとどれだけのatodoredakenoドアdoaをwo僕bokuらはraha選eraぶのだろうbunodarou
例tatoえばそのどれかがebasonodorekaga君kimiとto同onaじだったならjidattanara
痩yaせたこのsetakono胸muneにni咲saくku恋koiはha
青藍seiran包tsutsuむmu花hana浅葱asagi
いつかのitsukano君kimiにni出会deaえたらetara
結末ketsumatsuはha変kaわるのかなwarunokana
少sukoしずつshizutsu変kaわっていたwatteita 大人otonaになるにつれてninarunitsurete
「このkono気持kimoちchi忘wasuれちゃうのかなrechaunokana」
それでもsoredemo僕bokuらra頷unazuきあってkiatte
星hoshiのno夜yoru 迷mayoっていたtteita 並naraんだndaドアdoaとto二人futari
「僕bokuらまたramata巡meguりri会aえるからerukara」
こうしてkoushite違chigaうuドアdoaをwo開hiraいたita