透明な私 歌詞 柴田淳 ふりがな付

隙すきのないところがまた
今夜こんやも胸むねを締しめ付つけてくるの
誰だれにも知しられない 女おんなは夢見ゆめみる
あなたとのテラス席せき

銀色ぎんいろの輝かがやきなら
二人ふたり揃そろって捨すてた絆きずななら
まるで扉とびらが開ひらいた鳥籠とりかご
なぜ今日きょうも そこに帰かえるの?

隠かくし切きれない
あなたを求もとめてる想おもいを
押おさえ込こんで 飲のみ込こんで
涼すずしげに 我慢がまんしてる

何なにも言いわない
私わたしには気付きづかないフリして
私わたしよりも 誰だれよりも
あなたこそ 悪わるい人ひと

愛あいしても 愛あいしても …愛あいしてる

「時間じかんを無駄むだにするだけ」
何度なんど目めの声こえか 聞きこえてくるの
それでも今いまは ここに居いたいって
それもまた 何度なんど目めのこと?

結末けつまつならば
答こたえを待まつまでもないから
さようならって 手てを振ふって
私わたしから 去さればいいの

出逢であえた奇跡きせき
求もとめ合あう奇跡きせきが愛いとしくて
頼たのもしい その腕うでと
柔やわらかな 微笑ほほえみが

離はなせない 離はなせない …終おわれない
もしもあなたが私わたしを

本気ほんきで愛あいしてしまった時ときは
私わたしはきっと悪あく女じょに変かわるわ
誰だれよりも ずっと…