16℃ 歌詞 A.B.C-Z ふりがな付

漕こぎ出だした夜よるの温ぬるい風かぜに
揺ゆれるファスナーを引ひき上あげて
君きみの趣味しゅみをヘッドホンで流ながし込こんでる

脱ぬぎっ放ぱなしに埋うもれたページの
続つづきなんて知しらないまま
飲のみ掛かけと、足あしの踏ふみ場ばもなく
可能性かのうせいが転ころがってる

大体だいたいが嘘うそついて集あつまった24時じの僕ぼくらには
意味いみの無ないくだりも眠ねむそうな君きみも
読よみ終おわりたくないストーリーで

君きみを揺ゆさぶる未完成みかんせいの何なにもかも
実話じつわを元もとに描えがかれたフィクションで
そしたら主人公しゅじんこうは想像そうぞう通どおりに
始発しはつを待まつ僕ぼく達たちはバラバラと
明日あしたに帰かえる覚悟かくごを見みせ合あって
サヨナラするんだ想像そうぞう通どおりに

大人おとなという確たしかな線せんを
心こころだけが不確ふたしかに曇くもらせて
誰だれかの素直すなおさが
眩まぶし過すぎて誤魔化ごまかした

一いっ歩ぽ踏ふみ出だす為ための理由りゆうを
探さがしている僕ぼくらには
終電しゅうでんの後あとも窮屈きゅうくつな部屋へやも
いつまでも消きえない灯ともしびで

辿たどり着つくのは不完全ふかんぜんな未来みらいでしょう
落おち込こむ事ことは大事だいじな名めいシーンで
それから主人公しゅじんこうは最高潮さいこうちょうへと
今日きょうも駆かけてく僕ぼく達たちは情熱じょうねつと
かけがえのない軌跡きせきを持もち寄よって
始はじまりのようなラストシーンに

君きみは君きみでいい、僕ぼくは僕ぼくでいい
それを確たしかめるストーリーで

君きみを揺ゆさぶる未完成みかんせいの何なにもかも
実話じつわを元もとに描えがかれたフィクションで
そしたら主人公しゅじんこうは想像そうぞう通どおりに
始発しはつを待まつ僕ぼく達たちはバラバラと
明日あしたに帰かえる覚悟かくごを見みせ合あって
サヨナラするんだ想像そうぞう通どおりに