A.B.C-Z「graceful runner」作詞作曲は草野華余子
A.B.C-Zがリリースした12枚目のシングル『graceful runner』。
この楽曲はメンバーのインタビューをもとに草野華代子が作詞作曲を担当しました。
草野は1984年生まれのシンガーソングライターで、A.B.C-Zの『火花アディクション』も手掛けています。
楽曲は「決意を新たに止まることなく走っていこう」というメンバーの思いが反映された疾走感溢れるナンバーです。
私たちリスナーにとっても「自分の可能性を信じて頑張っていこう」と思える曲となっています。
まだスタートラインに立ったばかり
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ここが Startline Startline そうさ On your mark, Startline
Now on Dream
君と Startline Startline
今 Go for it! Startline 未来へ
≪Graceful Runner 歌詞より抜粋≫
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「Startline」という言葉が何度も使用されていることから「まだスタートラインに立ったばかり」「これから夢に向かって進む」という決意が感じられます。
「君とStartline Startline」というフレーズは、ファンも一緒にスタートラインに立っていることを示唆しているのではないでしょうか。
おそらく「これから先もファンと共に進んでいきたい」という意味だと思います。
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粉々のプライドで 挫けて 誰かと比べたりして
何回も何回も これが最後だと覚悟した
それでもまだ終われない 止まれない 信じる君がいるから
悔しさも燃料にして 走れ
≪Graceful Runner 歌詞より抜粋≫
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私たちが生きる競争社会は過酷です。
どんなに努力しても敵わないライバルが現れることもあります。
ライバルに敗れたり、自分よりも才能がある人を見て自信喪失したりすることもあるでしょう。
そのたびにプライドが粉々になり、すべて投げ出したくなるものです。
それでも自分を信じて応援してくれる人(ファン)がいるかぎり、再び挑戦する勇気が湧いてくるはずです。
「悔しさも燃料(ガソリン)にして走れ」という歌詞は、「悔しい」という気持ちが挑戦する原動力になることを意味していると思います。
挫けそうなときに心の支えとなるのは「大切な人の応援」や「ハングリー精神」です。
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ここが Startline Startline
そうさ On your mark, Startline Ready?
夢より鮮やかな日々を 君と駆け抜ける
やっと Startline Startline
今 Go for it! Startline
もっと 最高の瞬間 笑顔で分かち合いたい
≪Graceful Runner 歌詞より抜粋≫
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人生には多くの「喜び」や「苦難」がありますが、何度でも「再スタート」を切ることができます。
失敗したとしてもまた「スタートライン」に立って挑戦することができるのです。
「もっと最高の瞬間 笑顔で分かち合いたい」という歌詞からは、「これまでも素晴らしい瞬間はあったけれどもっと最高の瞬間が訪れるはず」という未来に期待する気持ちが感じ取れます。
そして「最高の瞬間」を笑顔で分かち合いたい人はいつも支えてくれるファンでしょう。
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君といた だから出逢えた 全てのシーン
ひとつひとつに 意味があるよ
Startline Startline
そうさ On your mark, Startline Ready?
自分史上 最高速で 時代を駆け抜ける
≪Graceful Runner 歌詞より抜粋≫
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ファンの応援があったからこそ出会えたシーンもあったでしょう。
「これまで経験したこと」や「見てきた景色」のすべてに価値があります。
なぜならそのすべてが「今の自分」を形作っているからです。
「自分史上最高速で時代を駆け抜ける」という歌詞からは、「これまで以上に精力的に努力していきたい」という決意が感じ取れます。
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忙しなくがむしゃらで
Can't look back 振り返る暇なんてない
正解も 間違いも 後悔すら覚悟に変えた
靴擦れも気にしないで 息絶え絶え 泥だらけ辿り着いた
型にはまらないオンリーワンのスタイル
≪Graceful Runner 歌詞より抜粋≫
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がむしゃらに努力しているときは過去を振り返る暇などありません。
ただひたすらに進み続けるだけです。
完璧な人間はいないので、間違いを犯して後悔することもあるでしょう。
だからこそすべての経験を「覚悟」に変える必要があるのです。
「靴擦れも気にしないで 息絶え絶え 泥だらけ辿り着いた」という歌詞は、多くの苦難を乗り越えてきたことを意味していると思います。
それでも「型にはまらないオンリーワンのスタイル」で突き進んだのでしょう。
「自分を信じて我が道を走ってきた」という意志の強さも感じられます。
我が道を突っ走れ
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壊せ Borderline Borderline
そうさ Don't mind! Borderline Break through
決められたレールを ただ走るんじゃつまんない
超えろ Borderline Borderline
トップスピードで Borderline
きっと 限界なんてとっくに 吹き飛ばし楽しめてる
≪Graceful Runner 歌詞より抜粋≫
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私たちは変化を恐れる生き物です。
でもBorderline(境界線)を超えるからこそ見える景色があります。
決められたレールを走るだけならいつもと同じ景色しか見えないでしょう。
トップスピードで走るからこそ楽しいし、自分史上最高の景色が見られるのです。
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君の声 笑顔 涙 全てのエール
ひとつひとつが 胸を熱くする
Borderline Borderline
そうさ Don't mind! Borderline Break through
まだ見たことない世界に いつでも焦がれていたい
I'm Graceful Runner
≪Graceful Runner 歌詞より抜粋≫
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芸能人がファンに与える影響は計り知れないものがあります。
でもファンが芸能人に与える影響も大きいのです。
芸能人にとってファンの声援は何より大切なもの。
応援してくれる人がいるからこそ、まだ見ぬ世界に思いを馳せることができるのです。
自分自身が夢を見ながらファンに夢を与えることができるのは素晴らしいですね。
孤独ではないからこそ「graceful runner(優雅な走者)」で居続けることができるのでしょう。
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ゴールの行方なんて まだ知らないままでいい
夢を目指すこの瞬間こそ あの日描いた夢 そのものさ
"Now on Dream"
≪Graceful Runner 歌詞より抜粋≫
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どんなゴールが待っているかは予測不可能ですし、知らなくていいのです。
「夢を目指すこの瞬間」に集中すれば輝いていられるでしょう。
「遠い昔に思い描いた夢」は純粋な気持ちを思い起こす掛け替えないものです。
10周年を記念するシングル「graceful runner」で再スタートを誓う
今回はA.B.C-Z『graceful runner』歌詞の意味を考察しました。10周年を迎えたA.B.C-Zの新たな決意を感じる楽曲になっていると思います。
再スタートを切りたいという想いだけでなく、支えてくれるファンに対する感謝も込められているようでした。
人生には様々な苦難が待ち受けているものですが、「いつでもスタートラインに立つことができる」というポジティブなメッセージを感じる歌です。