真 歌詞 辰巳ゆうと ふりがな付

ここまで落おちたら 登のぼるだけ
落おちなきゃ見みえない ものもある
まわり道みちすりゃ 危あぶない橋はしで
怖こわさも知しらずに 済すんだのに
若わかさで駆かけた あの頃ころだから
痛いたい真まことが 骨ほねに沁しむ

苦労くろうは買かっても しなきゃ駄目だめ
おまえに教おそわる 昨日きのう今日きょう
離はなしゃしないよ 惚ほれたのだから
欲ほしいというなら 命いのちでも
笑顔えがおでかくす 涙なみだの胸むねに
おれの真まことを 捧ささげたい

物ものだけあふれて 世よの中なかは
こころが壊こわれる 音おとがする
せめて一度いちどの 人生じんせいならば
誰だれでも欲ほしいさ しあわせが
表おもても裏うらも あるのが浮世うきよ
おれは真まことで 歩あるくだけ