枯かれ木きに花はなを咲さかせ 艶あでの十五夜じゅうごやを彩いろどる
飄つむじかぜに舞踊まいおどる 現忘うつつわすれ塵芥ちりあくた
幼子口遊おさなごくちずさんだ
「あそびましょ」
大おおきな鳥居とりいの下した また待惚まちぼうけ
手てを叩たたけど空からの谺こだま
名なを呼よべども凪なぎのふわり
戯たわむれるは宵よいの随まにまに
蟲むしの音誘ねさそう頃ころ
枯かれ木きに花はなを咲さかせ 艶あでの十五夜じゅうごやを彩いろどる
飄つむじかぜに舞踊まいおどる 現うつつを忘わすれて
夢ゆめの終おわりが来くれば 独法師ひとりぼっちの始はじまり
白しろく焼やかれて消きえた 東ひがしの空そらに
後うしろ指ゆびを指さし笑わらう人ひと
幼子おさなごは何時いつも面つらの無ない人ひととかくれんぼ
「あそびましょ」
一ひとつ
二ふたつ
三みっつ
四よっつ
まだ見みつからぬ
東ひがしの空そらが赤あかく焼やけ爛ただれて
赤蜻蛉追あかとんぼおい掛かけ飽あきた頃ころ…
「もういいかい?」
枯かれ木きに花はなを咲さかせ 艶あでの十五夜じゅうごやを彩いろどる
飄つむじかぜに舞踊まいおどる 現うつつを忘わすれて
夢ゆめの終おわりが来くれば 独法師ひとりぼっちの始はじまり
白しろく焼やかれて消きえた 東ひがしの空そらに手てを振ふって
弾はじけ飛とぶ塵芥ちりあくた
枯kaれre木kiにni花hanaをwo咲saかせkase 艶adeのno十五夜juugoyaをwo彩irodoるru
飄tsumujikazeにni舞踊maiodoるru 現忘utsutsuwasuれre塵芥chiriakuta
幼子口遊osanagokuchizusaんだnda
「あそびましょasobimasyo」
大ooきなkina鳥居toriiのno下shita またmata待惚machibouけke
手teをwo叩tataけどkedo空karaのno谺kodama
名naをwo呼yoべどもbedomo凪nagiのふわりnofuwari
戯tawamuれるはreruha宵yoiのno随manimaにni
蟲mushiのno音誘nesasoうu頃koro
枯kaれre木kiにni花hanaをwo咲saかせkase 艶adeのno十五夜juugoyaをwo彩irodoるru
飄tsumujikazeにni舞踊maiodoるru 現utsutsuをwo忘wasuれてrete
夢yumeのno終oわりがwariga来kuればreba 独法師hitoribotchiのno始hajiまりmari
白shiroくku焼yaかれてkarete消kiえたeta 東higashiのno空soraにni
後ushiろro指yubiをwo指saしshi笑waraうu人hito
幼子osanagoはha何時itsuもmo面tsuraのno無naいi人hitoとかくれんぼtokakurenbo
「あそびましょasobimasyo」
一hitoつtsu
二futaつtsu
三mixtuつtsu
四yoxtuつtsu
まだmada見miつからぬtsukaranu
東higashiのno空soraがga赤akaくku焼yaけke爛tadaれてrete
赤蜻蛉追akatonbooいi掛kaけke飽aきたkita頃koro…
「もういいかいmouiikai?」
枯kaれre木kiにni花hanaをwo咲saかせkase 艶adeのno十五夜juugoyaをwo彩irodoるru
飄tsumujikazeにni舞踊maiodoるru 現utsutsuをwo忘wasuれてrete
夢yumeのno終oわりがwariga来kuればreba 独法師hitoribotchiのno始hajiまりmari
白shiroくku焼yaかれてkarete消kiえたeta 東higashiのno空soraにni手teをwo振fuってtte
弾hajiけke飛toぶbu塵芥chiriakuta