よみ:はるのひみつ
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「あ、朝あさ」
寝ねぼけ眼まなこで呟つぶやく君きみ
ずれ落おちた毛布もうふ
毛先けさきが跳はねている
ねえ早はやくタープを畳たたんで
昨日きのう見みつけた モールへ向むかおう?
気きが変かわる前まえに
あぁ
白しろく揺ゆれる春風はるかぜ
頬ほおを通とおり過すぎてく
君きみの手ての柔やわらかさに
似にてずるい
明日あしたはどこに行いこうか
あの電波塔でんぱとうの向むこうで
どんな季節きせつが映うつるんだろう
ね?
いくつも君きみを巡めぐるよ
世界せかいが眠ねむりについても
瞳ひとみの中なかの僕ぼくが
ぼやけて見みえなくなっても
手てを引ひいて
気きの抜ぬけた声こえで呼よぶから
いくつも僕ぼくを巡めぐって
小指こゆびで交かわした秘密ひみつ
忘わすれないで
逸そらさないで
指ゆびが離はなれてしまって
触ふれられなくなっても
耳みみを澄すまして
「ほら。」
あぁ もう息いきもできないほど
さよならだけが満みちた水槽すいそうの中なか
君きみが泳およぐ様ようを眺ながめている
そう 擦すり切きれていくレコードみたいに
軽かろやかに近ちかづいてくる別わかれ
寂さびしくはないかな?
記憶きおくだけを繋つないでいる
僕ぼくたちは「忘わすれる」のに
君きみの瞳ひとみの鮮あざやかさに見みとれた
明日あしたは何処どこを辿たどって
命いのちを揺ゆらすんだろう
どんな季節きせつも
君きみが居いるなら
いくつも君きみを巡めぐるよ
世界せかいが眠ねむりについても
棄すてられた声こえを拾ひろって
思おもい出でに作つくり替かえて
手てを引ひくよ
いつか二人ふたりで還かえるまで
いくつも僕ぼくを巡めぐって?
何なに千せんと交かわした秘密ひみつ
見みつめていて
笑わらっていて?
指ゆびが離はなれてしまって
触ふれられなくなっても
耳みみを澄すまして
僕ぼくはここだよ
「ほら。」
寝ねぼけ眼まなこで呟つぶやく君きみ
ずれ落おちた毛布もうふ
毛先けさきが跳はねている
ねえ早はやくタープを畳たたんで
昨日きのう見みつけた モールへ向むかおう?
気きが変かわる前まえに
あぁ
白しろく揺ゆれる春風はるかぜ
頬ほおを通とおり過すぎてく
君きみの手ての柔やわらかさに
似にてずるい
明日あしたはどこに行いこうか
あの電波塔でんぱとうの向むこうで
どんな季節きせつが映うつるんだろう
ね?
いくつも君きみを巡めぐるよ
世界せかいが眠ねむりについても
瞳ひとみの中なかの僕ぼくが
ぼやけて見みえなくなっても
手てを引ひいて
気きの抜ぬけた声こえで呼よぶから
いくつも僕ぼくを巡めぐって
小指こゆびで交かわした秘密ひみつ
忘わすれないで
逸そらさないで
指ゆびが離はなれてしまって
触ふれられなくなっても
耳みみを澄すまして
「ほら。」
あぁ もう息いきもできないほど
さよならだけが満みちた水槽すいそうの中なか
君きみが泳およぐ様ようを眺ながめている
そう 擦すり切きれていくレコードみたいに
軽かろやかに近ちかづいてくる別わかれ
寂さびしくはないかな?
記憶きおくだけを繋つないでいる
僕ぼくたちは「忘わすれる」のに
君きみの瞳ひとみの鮮あざやかさに見みとれた
明日あしたは何処どこを辿たどって
命いのちを揺ゆらすんだろう
どんな季節きせつも
君きみが居いるなら
いくつも君きみを巡めぐるよ
世界せかいが眠ねむりについても
棄すてられた声こえを拾ひろって
思おもい出でに作つくり替かえて
手てを引ひくよ
いつか二人ふたりで還かえるまで
いくつも僕ぼくを巡めぐって?
何なに千せんと交かわした秘密ひみつ
見みつめていて
笑わらっていて?
指ゆびが離はなれてしまって
触ふれられなくなっても
耳みみを澄すまして
僕ぼくはここだよ
「ほら。」