風かぜの便たよりにヨー枕まくらをぬらす
離はなればなれの二人ふたりにも 春はるはきっと来くる
東京とうきょうへ行いったきり 帰かえってこない
必かならず迎むかえに 来くるといい
祭まつりの晩ばんに 抱だきしめた
あの日ひの指切ゆびきり わすれたか
里さとの裏山うらやま 藪鶯やぶうぐいすが
鳴ないてあんたに ホーホケキョー
惚ほれてしまえば 女おんなのまけよ
今年ことしも雪ゆきんこ 里さとに降ふり
お地蔵じぞうさんは 綿帽子わたぼうし
お嫁よめにゆけるのは いつの日ひか
早はやく帰かえって 帰かえってこいよ
あんた逢あいたい 逢あいたいよ
軒のきの氷柱つららがヨー 解とけだすころにゃ
白しろいりんごの花はなが咲さく 春はるがやって来くる
風kazeのno便tayoりにriniヨyoー枕makuraをぬらすwonurasu
離hanaればなれのrebanareno二人futariにもnimo 春haruはきっとhakitto来kuるru
東京toukyouへhe行iったきりttakiri 帰kaeってこないttekonai
必kanaraずzu迎mukaえにeni 来kuるといいrutoii
祭matsuりのrino晩banにni 抱daきしめたkishimeta
あのano日hiのno指切yubikiりri わすれたかwasuretaka
里satoのno裏山urayama 藪鶯yabuuguisuがga
鳴naいてあんたにiteantani ホhoーホケキョhokekyoー
惚hoれてしまえばreteshimaeba 女onnaのまけよnomakeyo
今年kotoshiもmo雪yukiんこnko 里satoにni降fuりri
おo地蔵jizouさんはsanha 綿帽子wataboushi
おo嫁yomeにゆけるのはniyukerunoha いつのitsuno日hiかka
早hayaくku帰kaeってtte 帰kaeってこいよttekoiyo
あんたanta逢aいたいitai 逢aいたいよitaiyo
軒nokiのno氷柱tsuraraがgaヨyoー 解toけだすころにゃkedasukoronya
白shiroいりんごのiringono花hanaがga咲saくku 春haruがやってgayatte来kuるru