楽曲・タイトル |
アーティスト |
歌詞・歌い出し |
|
永井裕子
|
三日つづいた 西風が 夜の終わりに ふと止んで 窓を開けたら
|
|
永井裕子
|
背のび爪立ち あしたは見えぬ 歩き続けりゃ 駒もでる 希み捨てずに
|
|
永井裕子
|
あなたの船を 追いかけて 沖へ駆けてく 通り雨 私ひとりが
|
|
永井裕子
|
何も知らない 娘です さくら色した 娘です いつか汚れて
|
|
永井裕子
|
心変わりを 尋ねてみても あなたの心は 帰らない 唐人坂に
|
|
永井裕子
|
ハアー 北に南に 東に西に 春は一番 歌が咲く
|
|
永井裕子
|
酔ってあなたに つかまりながら 赤い傘さす 雪のなか 往くか戻るか
|
|
永井裕子
|
窓を開ければ海鳴りが 鉛色した海峡が 日暮れどきには軒先を 鴎が低く飛んでゆく たまにはお店を
|
|
永井裕子
|
飲めといわれて 素直に飲んだ 肩を抱かれて その気になった 馬鹿な出逢いが
|
|
永井裕子
|
酔ってあなたに つかまりながら 赤い傘さす 雪のなか 往くか戻るか
|
|
永井裕子
|
風が出る 波が立つ 玄界灘に 陽が落ちる あんた恋しと
|
|
永井裕子
|
恋をつらぬく 覚悟をきめて しのび発ちです… 港夜景が 遠ざかる
|
|
永井裕子
|
誰を探して ここまで来たと 私を呼ぶよな 三陸かもめ 宮古
|
|
永井裕子
|
どこかへ下駄も 脱ぎ捨てて 走って来たけど 船は桟橋 離れてく
|
|
永井裕子
|
酒のちからで 弾みをつけて それでどうなる 未練じゃないか なんなのなんです
|
|
永井裕子
|
愛の幕切れは 涙の数だけ あんたの背中に 子守歌 芝居がかった
|
|
永井裕子
|
こころ乱れる 泣き顔だけは 置いて来ました 列車の中に ここは
|
|
永井裕子
|
一度結んだ 命のきずな 結び通して どこまでも これが二人の
|
|
永井裕子
|
波の音さえ 悲しくて 人に云えない 恋ごころ 逢えば逢えば逢えば切ない
|
|
永井裕子
|
夜よおまえを みちづれに ひとり手酌で 呑むお酒 逃げる男が
|
|
永井裕子
|
どこかに故郷の 香りをのせて 入る列車の なつかしさ 上野は俺らの
|
|
永井裕子
|
津軽平野に 雪降る頃はよ 親父ひとりで 出稼ぎ支度 春にゃかならず
|
|
永井裕子
|
石川五右衛門 カックンカックン 惚れた女に カックンカックン 心盗んで
|
|
永井裕子
|
泣き出してしまいそう 痛いほど好きだから どこへも行かないで 息を止めてそばにいて 身体からこの心
|
|
永井裕子
|
アカシアの雨にうたれて このまま死んでしまいたい 夜が明ける 日がのぼる 朝の光のその中で
|
|
永井裕子
|
あんたによく似た 広い背中の 男があたいの 影をまたいでさ 潮の香りを
|
|
永井裕子
|
俺が網を引くのはよ 可愛い女房と子供によ 腹一杯 飯を食わすためなんだよ 坊の岬に
|
|
永井裕子
|
足が西向きゃ 背は東 帰ろうか 帰ろうか 帰りゃ故郷にヨー
|
|
永井裕子
|
あんな野暮天 おさらばと 下駄を蹴飛ばし ケリつけた なんで今さら
|
|
永井裕子
|
岬の町を飛び出して ないものねだりの夢を見た 星だけは満天のアパートで 母子ふたりで眺めています 帰ろうか明日にも……
|
|
永井裕子
|
酒の終わりは 丼めしに 煮汁ぶっかけ 掻き込んだ そんなあんたが
|
|
永井裕子
|
人はみな故郷が 恋しくなって 一度は泣きに 帰るものなの みぞれが雪に
|
|
永井裕子
|
好きよあなた 今でも今でも 暦はもう少しで 今年も終りですね 逢いたくて恋しくて
|
|
永井裕子
|
女の胸の 淋しさを お酒でなだめる 裏通り あなたの腕を
|
|
永井裕子
|
母がまだ若い頃 僕の手をひいて この坂を登るたび いつもため息をついた ため息つけば
|
|
永井裕子
|
金波銀波をどどんとどんと 越えるたび 泣くなよオンボロ金目船 煮ても焼いても食えない雑魚は 猫またぎ
|
|
永井裕子
|
雨が降らなきゃ 草木も枯れる 天の恵みが 川となる どんな小さな
|
|
永井裕子
|
荒海が鳴くから 暖簾も泣いて ついでに心も 時化てくる あいつは今ごろ
|
|
永井裕子
|
誰が教えて くれたのか 忘れたけれど 折鶴を 無邪気だったあの頃
|
|
永井裕子
|
俺が網を引くのはよ 可愛い女房と子供によ 腹一杯 飯を食わすためなんだよ 坊の岬に
|
|
永井裕子
|
冬の越前 海風よりも 胸に宿った 寒さがつらい 惚れた私が
|
|
永井裕子
|
波の谷間に 命の花が ふたつ並んで 咲いている 兄弟船は
|
|
永井裕子
|
波も荒けりゃ 心も荒い 度胸ひとつの 玄海男 恋も未練も
|
|
永井裕子
|
水にただよう 浮草に おなじさだめと 指をさす 言葉少なに
|
|
永井裕子
|
「つれて逃げてよ……」 「ついておいでよ……」 夕ぐれの雨が降る 矢切の渡し 親のこころに
|
|
永井裕子
|
生きているから 花も実も 咲いて微笑む 浮世じゃないか 辛抱する木の
|
|
永井裕子
|
遠い 遠い波音 聞きながら そっとうすめの 紅を差す
|
|
永井裕子
|
海に添い寝の 鳴り砂も 踏まれてキュッと 鳴くのです ましてや遠い
|
|
永井裕子
|
春にそむいて ゆく俺を 路地で見送る 女傘 行くが人生
|
|
永井裕子
|
惚れて 惚れて 惚れていながら 行くおれに 旅をせかせる
|
|
永井裕子
|
海猫が鳴くから ニシンが来ると 赤い筒袖の やん衆がさわぐ 雪に埋もれた
|
|
永井裕子
|
風の便りにヨー枕をぬらす 離ればなれの二人にも 春はきっと来る 東京へ行ったきり
|
|
永井裕子
|
屋根で啼く山鳩が 突然啼きやんで もしやと身支度をすれば また啼く鳩よ… こんな夜更けの
|
|
永井裕子
|
雨が降るから 泣けるのか 窓うつ汽笛が 泣かすのか 港
|
|
永井裕子
|
舞い散る雪が 手のひらで そっと涙に 変わります あなたと二人
|
|
永井裕子
|
あの日あなたと ここへ来た 「もしや」に賭けたい 尋ね旅 どうして
|
|
永井裕子
|
人の世は 志し杉の如く 葵は義を以って 花と咲く
|
|
永井裕子
|
湯島の梅の 香りなら あなたの襟に残るのに さよならひとつ 残された
|
|
永井裕子
|
路地の小さな 赤ちょうちんが 寄ってお行きと 声かける どこで飲んでる
|
|
永井裕子
|
艶は七分で 遅咲きですが おんなでよかった あなたに逢えた 春の宵です
|
|
永井裕子
|
好きでお酒を 飲んじゃいないわ 家にひとり帰る時が こわい私よ あのドアを開けてみたって
|
|
永井裕子
|
若草の匂い 風の匂い あなたの髪の匂い 心にふれた 優しくふれた
|
|
永井裕子
|
苦労かぞえりゃ八十一の 桝目に風吹く 路地裏長屋 いまは歩だっていつかはと金 駒を握れば眸が生きる
|
|
永井裕子
|
たかが夢だと 他人が嗤う 夢は持つもの 掴むもの 生きるこの道
|
|
永井裕子
|
この世が果てない 海ならば わたしは沖ゆく うたの舟 きれいに見える
|
|
永井裕子
|
愛の終りに 旅するならば あなた何処へ 行きますか 未練を捨てに
|
|
永井裕子
|
一円玉の旅がらす ひとりぼっちで どこへゆく 一円玉の旅がらす あすは湯の町
|
|
永井裕子
|
あなたの愛だけは 今度の愛だけは 他の男とはちがうと 思っていたけど 抱かれるその度に
|
|
永井裕子
|
語りあかせば 尽きないけれど 過ぎてみれば いまでは笑い話だね ふたり暮らした
|
|
永井裕子
|
涙まじりの 恋唄は 胸の痛さか 思い出か それとも幼い
|
|
永井裕子
|
ひとり口紅 拭きとりながら 鏡のわたしに 声かける 上手に生きたね
|
|
永井裕子
|
津軽は雪ん子 舞い飛ぶ頃よ みんなは達者か 変わりはないか ふる里恋しや
|
|
永井裕子
|
恋の浮橋 あなたと渡る むこう岸には 倖せが 生きてた中で
|
|
永井裕子
|
忘れるための 旅なのに 未練がなぜか あとを引く 夕陽せつない
|
|
永井裕子
|
日暮れ 山の端 月の影 瀬音せつない 橋の上
|
|
永井裕子
|
人の世は 志し杉の如く 葵は義を以って 花と咲く
|
|
永井裕子
|
浮世荒波 ヨイショと越える 今日はおまえの 晴れの門出だよ 親が咲かせた
|
|
永井裕子
|
ぽつり ぽつりと 降りだした雨に 男は何故か 女を想う
|
|
永井裕子
|
ひと声ないては 旅から旅へ くろうみやまの ほととぎす 今日は淡路か
|
|
永井裕子
|
母を泣かせて 故郷すてる それが出来ない 恋ごころ 郡上踊りで
|
|
永井裕子
|
ねじり鉢巻 三社の神輿 担ぎゆさぶる いなせぶり 祭りに惚れたか
|
|
永井裕子
|
枯れすすき 阿蘇の山みて 今日も高千穂 幾曲がり 牛の鈴の音
|
|
永井裕子
|
窓の向うは 日本海 波の暗さに 目が凍みる あゝ
|
|
永井裕子
|
たどりついたら 岬のはずれ 赤い灯が点く ぽつりとひとつ いまでもあなたを
|
|
永井裕子
|
肥後は火の国よ 恋の国 燃える中岳よ 胸こがす 一つしかないこの命
|
|
永井裕子
|
あれが江差だ ニシンの町だ 列車を追いかけ 飛ぶカモメ… 知らぬ他国は
|
|
永井裕子
|
朝の光に染まり はぐれ鴎がとんだ 今日はどこへ行く どこへ行く みじかい夢ばかり
|
|
永井裕子
|
転がり落ちる あんたを追って 家を出たのは 十七の春 ネオン暮らしが
|
|
永井裕子
|
この手のひらで 氷酒 飲ませてあげます あ・な・た 暑い晩なら
|
|
永井裕子
|
櫻の花よ 倖せですか それとも綺麗に 咲くだけですか 若くはないけど
|
|
永井裕子
|
春を愛する人は 心清き人 すみれの花のような 僕の友だち
|
|
永井裕子
|
飲めるわよ 酒ぐらい たかが色つき 水じゃない 聞いてるわ
|
|
永井裕子
|
谷中の風は 片情け あなたを呼んでも 虚しくて ひとり羅
|
|
永井裕子
|
ライトの虹を 踏みながら 銀座の夜を ひらく薔薇 ああ
|
|
永井裕子
|
うらみっこなしで 別れましょうね さらりと水に すべて流して 心配しないで
|
|
永井裕子
|
別れの朝に 愛されるほど かなしい恋は ありません 代官屋敷に
|
|
永井裕子
|
先に咲いたら 散るのも早い 早いばかりが 勝ちじゃない 遅い分だけ
|
|
永井裕子
|
夕月は三瓶の山に 宵闇の神楽は風に 遥か神代を連れてくる どんなに遠く離れても 呼んでる故郷が
|