白い海峡 歌詞 永井裕子 ふりがな付

人ひとはみな故郷ふるさとが 恋こいしくなって
一度いちどは泣なきに 帰かえるものなの
みぞれが雪ゆきに かわる頃ころ
わたしはあなたを あなたを捨すてた
二度にどともどって 来くるなよと
言いわれた言葉ことばが 耳みみにのこる
ああ北きたゆく船せんの 窓まどは寒さむい
雪ゆきが雪ゆきが 雪ゆきが乱みだれ舞まう

憧あこがれた東京とうきょうは 女おんなの谷間たにま
落おちたら深ぶかく 沈しずむばかりよ
こころも胸むねも ぼろぼろで
わたしは飛とべない 飛とべない鴎かもめ
二度にどともどって 来くるなよと
言いわれた言葉ことばが 耳みみに残のこる
ああ夜よふけに帰かえる 白しろい海峡かいきょう
あなたあなた あなた許ゆるしてよ

二度にどともどって 来くるなよと
言いわれた言葉ことばが 耳みみに残のこる
ああ北きたゆく船せんの 窓まどは寒さむい
雪ゆきが雪ゆきが 雪ゆきが乱みだれ舞まう