あんな野暮天やぼてん おさらばと
下駄げたを蹴飛けとばし ケリつけた
なんで今いまさら 旅たびの空そら
祭まつりばやしの 笛ふえの音ねに
胸むねのほの字じが また燃もえる……
呼よべば泣なけそな 呼よべば泣なけそな はぐれ雲ぐも
ねじり鉢巻はちまき 左巻ひだりまき
お鈍にぶすぎるよ 甲斐性かいしょうなし
追おって来きたって 知しらないよ
やけでつよがり 並ならべても
花はなを手向たむける 目めに涙なみだ……
見みないふりして 見みないふりして 地蔵じぞうさん
風かぜにつがいの 赤あかトンボ
羽根はねをよせあう 茜空あかねぞら
どこか似にている 若わかい衆しゅうの
法被はっぴ姿すがたを ふり向むけば
喧嘩けんかみこしに 里さとごころ……
どこへ帰かえろか どこへ帰かえろか はぐれ雲ぐも
あんなanna野暮天yaboten おさらばとosarabato
下駄getaをwo蹴飛ketoばしbashi ケリkeriつけたtsuketa
なんでnande今imaさらsara 旅tabiのno空sora
祭matsuりばやしのribayashino 笛fueのno音neにni
胸muneのほのnohono字jiがga またmata燃moえるeru……
呼yoべばbeba泣naけそなkesona 呼yoべばbeba泣naけそなkesona はぐれhagure雲gumo
ねじりnejiri鉢巻hachimaきki 左巻hidarimaきki
おo鈍nibuすぎるよsugiruyo 甲斐性kaisyouなしnashi
追oってtte来kiたってtatte 知shiらないよranaiyo
やけでつよがりyakedetsuyogari 並naraべてもbetemo
花hanaをwo手向tamuけるkeru 目meにni涙namida……
見miないふりしてnaifurishite 見miないふりしてnaifurishite 地蔵jizouさんsan
風kazeにつがいのnitsugaino 赤akaトンボtonbo
羽根haneをよせあうwoyoseau 茜空akanezora
どこかdokoka似niているteiru 若wakaいi衆syuuのno
法被happi姿sugataをwo ふりfuri向muけばkeba
喧嘩kenkaみこしにmikoshini 里satoごころgokoro……
どこへdokohe帰kaeろかroka どこへdokohe帰kaeろかroka はぐれhagure雲gumo