声こえを殺ころして 哭なく海鳥うみどりよ
おまえもひとり 私わたしもひとり
拗すねてはぐれた わけじゃない
夜よるの暗くらさが 恐こわかった
あなた恋こいしい 港みなと宿やど
灯あかりを下ください おんなの夢ゆめを
こころの海峡かいきょう
浅あさい眠ねむりに 寝返ねがえり打うてば
海鳴うみなりさえも 泣なくなと叱しかる
涙なみだ添そい寝ねの ひとり宿しゅく
窓まどを開あければ 日本海にほんかい
揺ゆれる波間なみまの 島しま灯あかり
優やさしさ下ください あの日ひのように
こころの海峡かいきょう
凍こごえそうです 私わたしの胸むねは
吹雪ふぶきの中なかを 流離さすらう小舟こぶね
未練みれん飛沫しぶきが 渦うずを巻まく
添そえぬ運命うんめいの 海峡かいきょうを
渡わたりきれない 渡わたれない
教おしえて下ください 明日あしたの行方ゆくえ
こころの海峡かいきょう
声koeをwo殺koroしてshite 哭naくku海鳥umidoriよyo
おまえもひとりomaemohitori 私watashiもひとりmohitori
拗suねてはぐれたnetehagureta わけじゃないwakejanai
夜yoruのno暗kuraさがsaga 恐kowaかったkatta
あなたanata恋koiしいshii 港minato宿yado
灯akaりをriwo下kudaさいsai おんなのonnano夢yumeをwo
こころのkokorono海峡kaikyou
浅asaいi眠nemuりにrini 寝返negaeりri打uてばteba
海鳴uminaりさえもrisaemo 泣naくなとkunato叱shikaるru
涙namida添soいi寝neのno ひとりhitori宿syuku
窓madoをwo開aければkereba 日本海nihonkai
揺yuれるreru波間namimaのno 島shima灯akaりri
優yasaしさshisa下kudaさいsai あのano日hiのようにnoyouni
こころのkokorono海峡kaikyou
凍kogoえそうですesoudesu 私watashiのno胸muneはha
吹雪fubukiのno中nakaをwo 流離sasuraうu小舟kobune
未練miren飛沫shibukiがga 渦uzuをwo巻maくku
添soえぬenu運命unmeiのno 海峡kaikyouをwo
渡wataりきれないrikirenai 渡wataれないrenai
教oshiえてete下kudaさいsai 明日ashitaのno行方yukue
こころのkokorono海峡kaikyou