別わかれた頃ころの あなたの齢としに
近ちかづくたびに 身みにしみるのよ
ひとり寝ねの 淋さびしさが
若わかさにまかせ わがまゝ言いった
十年じゅうねん坂ざかは 悔くやみ坂ざか
いまはわかるの あなたの信実しんじつ
独ひとりになって 迎むかえに来くるぜ
信しんじてくれと あなたは言いった
その言ことの 裏うらにある
男おとこの辛つらさ 知しらずにいたの
十年じゅうねん坂ざかは 偲しのび坂ざか
過すぎた月日つきひを 呼よんでは泣なくのよ
せめても夢ゆめで 逢あえますように
枕まくらを二ふたつ 並ならべてねるの
訪おとずれて 欲ほしいのよ
淋さびしくさせて ごめんと言いって
十年じゅうねん坂ざかは 九十九つくも坂ざか
いまのわたしを あなたにあげたい
別wakaれたreta頃koroのno あなたのanatano齢toshiにni
近chikaづくたびにdukutabini 身miにしみるのよnishimirunoyo
ひとりhitori寝neのno 淋sabiしさがshisaga
若wakaさにまかせsanimakase わがまwagamaゝ言iったtta
十年juunen坂zakaはha 悔kuやみyami坂zaka
いまはわかるのimahawakaruno あなたのanatano信実shinjitsu
独hitoりになってrininatte 迎mukaえにeni来kuるぜruze
信shinじてくれとjitekureto あなたはanataha言iったtta
そのsono言kotoのno 裏uraにあるniaru
男otokoのno辛tsuらさrasa 知shiらずにいたのrazuniitano
十年juunen坂zakaはha 偲shinoびbi坂zaka
過suぎたgita月日tsukihiをwo 呼yoんではndeha泣naくのよkunoyo
せめてもsemetemo夢yumeでde 逢aえますようにemasuyouni
枕makuraをwo二futaつtsu 並naraべてねるのbeteneruno
訪otozuれてrete 欲hoしいのよshiinoyo
淋sabiしくさせてshikusasete ごめんとgomento言iってtte
十年juunen坂zakaはha 九十九tsukumo坂zaka
いまのわたしをimanowatashiwo あなたにあげたいanataniagetai