ルンペル 歌詞 edda ふりがな付

昔々むかしむかし、深ふかい森もりの奥おく。
古ふるびた大おおきな木きに、1匹ひきの悪魔あくまが住すんでいました。

おやおやお嬢じょうさん なにやら悩なやみ事ごとなのかい?
うす灯あかりの誓ちかい カラスも怯おびえ飛とび去さった

退屈たいくつな日々ひび 消けしてあげる

さぁ、見みせておくれ 大好だいすきな
君きみの泣なき顔がおを
もう、どこにいても 逃にげられない
最後さいごの呪のろいを
ただ、忘わすれられないように

ふざけるのはやめな 待まちくたびれて夜よるが明あける
約束やくそくしたはずだ 巻まき戻もどせないその記憶きおく

憎にくらしい呪のろい 消けしてあげる

さぁ、聞きかせておくれ 大好だいすきな
君きみの泣なき顔がおを
もう、逃にげていいよ 怖こわいなら
最後さいごのおねがい
ただ、僕ぼくの名前なまえ呼よんで

眠ねむれない 夜よるはつづく

本当ほんとうはそんな顔かおしてほしいわけじゃない
気きを引ひいて いたかっただけ

さぁ、見みせておくれ 大好だいすきな
君きみの泣なき顔がおを
もう、どこにいても 逃にげられない
今いまほら呪のろいを

さぁ、聞きかせておくれ もう一度いちど
君きみの泣なき声ごえを
もう、約束やくそくの時間じかんだ
今いまほら君きみへと
ただ、さよならを歌うたうよ

それからというもの、あの古ふるびた木きに何度なんど訪おとずれても
悪魔あくまの姿すがたはもうありませんでした。