あなたを置いて私は 歌詞 スピラ・スピカ ふりがな付

流ながれてく光ひかりと影かげ 信号しんごうが点滅てんめつする
心変こころがわりを責せめられるように 移うつろいでいくこの街まち

改札かいさつを抜ぬけた道みちを 雑踏ざっとうの中なか歩あるいてく
ひとりぼっちになったこの手てを 必要ひつようとする人ひとはもういない

星ほし一ひとつ無ない 東京とうきょうの空そら 溜息ためいきが浮うかんで消きえた
朝あさが来くればまた夢ゆめに立たち向むかう それぞれの明日あしたへ

夜空よぞらを埋うめ尽つくすビルの光ひかりの中なか 暖あたたかい声こえがこだまする
一人ひとりになることを望のぞんだわけじゃない こんなに胸むねが痛いたいから

言葉ことばを掛かけ合あって笑わらいあえるだけじゃ 一緒いっしょにいられなかった
私わたしが輝かがやける場所ばしょはここじゃないと 背せを向むけて歩あるき出だした
未来みらいへ

今日きょうあった出来事できごととか 今いま悩なやんでいることも
素直すなおに言いえず優やさしくできない そんな自分じぶんに嫌いや気けがさす

息苦いきぐるしそうな東京とうきょうの空そら 誤魔化ごまかすのはもうやめにしよう
井いの頭線かしらせんのホームで 言葉ことば探さがすけど 思おもい出でが邪魔じゃまする

いっそ あなたのこと嫌きらいになれたなら 何度なんどそう願ねがったでしょう
頭あたまでは分わかってても 心こころが言いうことを聞きこうとしてくれなくて

だめだね これ以上いじょう 私わたしのわがままで縛しばり付つけられない
あなたが輝かがやける場所ばしょはここじゃないから
どうか新あたらしい道みちを見みつけて

また誰だれかと恋こいをする 未来みらいはまだ見みえなくて
迷まよいながらでも東京とうきょうの街まちで これからを生いきていくよ

さよならの瞬間しゅんかん こぼれ落おちた涙なみだ 矛盾むじゅんしていてごめんね
受うけ止とめたあなたの表情ひょうじょうはどんなだったろう
きっと笑わらってくれてたね

強つよくなれればもうあなたに愛あいされる 必要ひつようもなくなるから
私わたしはこの街まちで夢ゆめを追おいかけるよ ひとりきり歩あるき出だした
未来みらいへ

あなたがいてくれたからありがとう