不甲斐ふがいない夜よるに 背中せなかを預あずけて
ため息いきを燻いぶらせていたのさ
つまらないことに すぐにさらわれて
どれだけの時ときを過すごしたんだろう
川面かわもに映うつる 赤あかい街まちの灯あかり
羽はばたいたよ 羽はばたいたよ
海猫うみねこが鳴なきながら
僕ぼくはただ 流ながれる空そらを眺ながめ
痺しびれてたあの昔むかしのこと
懐なつかしく見送みおくるだけさ
嫌きらいになれない 憎にくたらしいのに
あれほどこじれて やけになっても
想おもいは自みずから操あやつれないのさ
それならすべてを明あけ渡わたして
雨あめの夜更よふけに 交かわした言葉ことば
旅立たびだったよ 飛とび去さったよ
海猫うみねこが鳴なきながら
僕ぼくはただ 暮くれゆく空そらを眺ながめ
ぼんやりとした希望きぼうを抱だいて
明日あしたに連つれ帰かえるだけさ
不甲斐fugaiないnai夜yoruにni 背中senakaをwo預azuけてkete
ためtame息ikiをwo燻ibuらせていたのさraseteitanosa
つまらないことにtsumaranaikotoni すぐにさらわれてsugunisarawarete
どれだけのdoredakeno時tokiをwo過suごしたんだろうgoshitandarou
川面kawamoにni映utsuるru 赤akaいi街machiのno灯akari
羽haばたいたよbataitayo 羽haばたいたよbataitayo
海猫uminekoがga鳴naきながらkinagara
僕bokuはただhatada 流nagaれるreru空soraをwo眺nagaめme
痺shibiれてたあのretetaano昔mukashiのことnokoto
懐natsuかしくkashiku見送miokuるだけさrudakesa
嫌kiraいになれないininarenai 憎nikuたらしいのにtarashiinoni
あれほどこじれてarehodokojirete やけになってもyakeninattemo
想omoいはiha自mizukaらra操ayatsuれないのさrenainosa
それならすべてをsorenarasubetewo明aけke渡wataしてshite
雨ameのno夜更yofuけにkeni 交kaわしたwashita言葉kotoba
旅立tabidaったよttayo 飛toびbi去saったよttayo
海猫uminekoがga鳴naきながらkinagara
僕bokuはただhatada 暮kuれゆくreyuku空soraをwo眺nagaめme
ぼんやりとしたbonyaritoshita希望kibouをwo抱daいてite
明日ashitaにni連tsuれre帰kaeるだけさrudakesa