オモイデドロボー 歌詞 錦戸亮 ふりがな付

並ならんで歩あるく歩道ほどう
気きにかけなくなった歩幅ほはば
理由りゆう探さがしも必要ひつようない繋つないだ手てと手て

冷ひえた手てどうしじゃ
温あたたまるワケもないけど
感かんじれたんだ巡めぐりゆく季節きせつを

見覚みおぼえのない景色けしきに
懐なつかしいとはしゃぐ横顔よこがお
蘇よみがえる記憶きおくに居いたのは誰だれ

並ならんで歩あるく程ほど
芽生めばえる悪戯いたずらな出来でき心こころ
声こえにならない犯行はんこう声明せいめい

君きみの思おもい出でそっと盗ぬすんで
僕ぼくで上書うわがき出来できたらな
雪ゆきが降ふった帰かえり道みちも
喧嘩けんかしちゃった記念きねん日びも
独ひとりよがりな僕ぼくのプランは
未遂みすいのまま為なす術すべもなく
次つぎの一手いってでも捻ひねり出だそうか

企たくらんでる事ことはきっと
見透みすかされてる様ような気きがした
繋つないでた手てギュッと握にぎるから

何気なにげない仕草しぐさ一ひとつで
後うしろめたくもなる思惑しわく
過去かこに縛しばられてるのは誰だれ
君きみじゃないな

日々ひびを繋つないでそっと結むすんで
僕ぼくで色付いろづけ出来できたらな
季節きせつ外はずれの台風たいふうも
寝込ねこんで聞きいた鐘かねの音ねも
独ひとりよがりな僕ぼくのプランで
記憶きおくの多おおくを占拠せんきょして
溢あふれる未来みらいも要求ようきゅうするんだ

並ならんで歩あるく歩道ほどう
いつの日ひか思おもい出だす時とき
僕ぼくだと良いいな

君きみの記憶きおくに居座いすわる僕ぼくを
僕ぼくが上書うわがき出来できたらな
待まち望のぞんだレイトショーも
レシートに書かく置おき手紙てがみも
独ひとりよがりな僕ぼくのプランは
少すこし時間じかんが掛かかりそうだ
完全かんぜん犯罪はんざいにしなくちゃ

君きみの思おもい出でそっと覗のぞいて
僕ぼくで埋うめ尽つくしていたいな
雪ゆきが降ふった帰かえり道みちも
何なんてことない一いち日にちも
独ひとりよがりな僕ぼくのプランを
実行じっこうできる共犯者きょうはんしゃに
なれるのはそう君きみだけだから