錦戸亮の軌跡と魅力に迫る!
イケメン男性アイドルとしてジャニーズ事務所に所属していた錦戸ですが、彼はそれだけに留まらない高い才能の持ち主でした。
早い段階から、その輝きは周囲や世間から注目されていたようです。プロフィールや軌跡など、少し掘り下げて錦戸亮の魅力を紹介していきます。
錦戸亮のプロフィールは?
1984年11月3日に大阪府門真市で生まれた錦戸の活動のはじまりは、関西ジャニーズJr.の一員として事務所に所属した1997年からです。ジュニア時代から錦戸は飛び抜けて人気があり、周囲からも期待されていました。容姿からはクールな性格なのかと思われがちですが、実際はとても熱血な一面を持っているそうです。
素直で感受性が豊かな性分ゆえに、涙もろいことでも知られています。彼の才能は男性アイドルの分野にとどまらず、俳優としても注目されています。
2008年春クールの『ザテレビジョンドラマアカデミー賞』でも最優秀助演男優賞を受賞しています。テレビドラマや映画で何度も重要な役に起用されており、たびたび視聴者を魅了しました。
さらにジャニーズ所属時代からライブでギターを披露することもあり、ギタリストとしても知られていたようです。
非常に高いポテンシャルと、マルチな才能を持っていることがわかりますね。
NEWSと関ジャニ∞を掛け持ちしながら活動
1997年より関西ジャニーズJr.での活動をはじめ、その3年後の2000年2月には早くもジャニーズ事務所所属の大先輩である少年隊のメンバー東山紀之を含む計6人で、正体不明の期間限定ユニットSecret Agentにて『Secret Agent Man』というシングルをリリースしています。
問い合わせが殺到したSecret Agentのシングルリリースから2年後の2002年12月、関西テレビの番組内で『関ジャニ8』が結成され、錦戸もメンバーのひとりに選ばれました。
これは関西ジャニーズJr.で活動していた8人のユニットで、現在の『関ジャニ∞』のことです。
さらに2003年の9月にはNEWSのメンバーにも選ばれます。NEWSのメンバーは当時9人で『バレーボールワールドカップ2003』のイメージキャラクターとして結成されました。
錦戸はNEWSと関ジャニ∞の掛け持ちを8年間並行していたそうです。
どちらのグループも多くの公演やツアーを開催していたので、当時から錦戸の活動に対しての努力や意志が、並大抵のものじゃなかったと感じられます。
NEWSと関ジャニ∞の脱退と事務所退所
2004年5月錦戸が所属していたNEWSは『希望〜Yell〜』というシングルでメジャーデビューし、同年8月に関ジャニ∞もシングル『浪花いろは節』でメジャーデビューしています。
期間限定グループ以外での、複数ユニット掛け持ちでデビューするのは錦戸がジャニーズ事務所内で初めてでした。
その後2011年10月にはNEWSを脱退し、2019年9月には関ジャニ∞を脱退しています。錦戸がNEWSを脱退したのは、グループ内で最も人気だった山下智久が脱退したのと同時期でした。
NEWSと関ジャニ∞の活動を同時進行で行うのが、体力的にも精神的にも無理が生じてきたのだろうと言われています。
錦戸は関ジャニ∞への思い入れがとても強いそうです。
もちろん、多忙の中でも全力で向き合ったNEWSへの思い入れもあったと思いますが、上手くいかない時代も切磋琢磨して共に駆け抜けてきた関ジャニ∞のメンバーが、家族のように思えてならなかったのかもしれません。
しかしその後、関ジャニ∞のメンバーである安田章大に脳腫瘍があることが判明し、2019年9月に環境が大きく変化してしまいました。
それから程なく、メンバーのひとりである渋谷すばるが脱退してしまいます。
錦戸は常々『8人全員がそろって関ジャニ∞だ』と語っていたそうです。グループへの熱い想い入れと各メンバーへの愛情から、錦戸の脱退が決定したのではないでしょうか。
関ジャニ∞脱退後のソロ活動
錦戸の関ジャニ∞脱退がファンの中で賛否両論あった中、彼はソロ活動をはじめました。
2019年9月には、錦戸が以前に『関ジャニ∞を脱退するならジャニーズを辞める』と言っていた通り、ジャニーズ事務所を退所し『NOMAD RECORDS』という自主レーベルを発足しています。
間もなく、アルバムのリリースとライブツアー開催の発表もしました。
2019年12月には関ジャニ∞脱退後初めて『NOMAD RECORDS』から『NOMAD』というアルバムをリリースしています。
賛否両論あったソロ活動でしたが、関ジャニ∞脱退後の錦戸のツアーは全会場のチケットが即ソールドアウト。
興行的な面だけでなく音楽的にも高い評価を受けている錦戸のソロ楽曲やパフォーマンスに触れて初めて、彼の現在の活動に納得したファンも多くいました。
錦戸自身が自分以上に大切に思っていたグループからの脱退を経てできた楽曲は、音楽業界内の人間にも衝撃をあたえる本格的なものだそうです。
彼が、いかに関ジャニ∞に対して真っすぐ向き合っていたか、自身がこだわり続けてきた関ジャニ∞以上のものを生み出さなければという、計り知れない熱い想いを持っているからこその現在なのかもしれません。
錦戸亮を聴くならこの3曲がおすすめ
男性アイドルグループのメンバーとして活躍してきた錦戸ですが、ソロとしてリリースしたファーストアルバムの楽曲も評価が高いです。ソロアーティスト錦戸亮の中でおすすめの3曲を、映像とともに紹介します。
「ノマド」
作詞作曲と編曲は全て錦戸亮が手掛けています。歌詞や歌唱にはこの当時の錦戸の想いが強く表現されていると思わずにいられないでしょう。
2019年12月にリリースされた錦戸の最初のフルアルバムで、週間オリコンチャート1位を獲得しました。
「Point of Departure」
作曲は錦戸本人で、1分43秒の短いインストルメンタル曲となっています。2019年10月1日、錦戸亮のYouTubeチャンネルで映像も公開されました。
ファーストアルバム『NOMAD』に収録されている楽曲『いとしのエリ』と『バッジ』の間の曲で風の音と、ギターの心地よいカッティングからはじまる楽曲です。
「ホンキートンクラプソディ」
動画の約49秒後から『ホンキートンクラプソディ』が短時間視聴できます。
こちらはファーストアルバム『NOMAD』に収録されている各楽曲が、少しずつ切り取られつつ編集されており錦戸のアルバムに対する想いも聞ける映像です。
『ホンキートンクラプソディ』は、けだるさと怪しさが共存しており、硬派なロックを感じさせます。
アコースティックギターのサクッとした音とピアノの音が心地よい、ロックナンバーです。
アーティスト錦戸亮の今後の表現に注目!
ジャニーズ事務所を退所しソロアーティスト錦戸亮として動きだした彼の才能が今、世間で注目を浴びています。
元ジャニーズ事務所の先輩であった赤西仁と、世界を視野に入れた新ユニット『N/A』としての活動を2020年から開始することも発表されました。
アーティストとして開花した錦戸亮のポテンシャルは際限がないようです。彼が今後どのように自身を表現していくのか、目が離せません。
TEXT Imahashimiwa