ぼくを叱って 歌詞 そらる ふりがな付

逆上さかあがりが出来できなくて不貞腐ふてくされた
見覚みおぼえのある子供こどもに話はなしかける
これから起おこることは全部ぜんぶ知しっているよ
悪わるい事ことは言いわないから 僕ぼくの話はなしを

よく聞きいて

「絶対ぜったいやればできる」と吹ふき込こまれて
君きみはこのあと嫌々いやいや 鉄棒てつぼうを握にぎる
どうせ無理むりだと諦あきらめて 投なげやりに地面じめんを蹴けって
でもその一いっ回かいで 君きみは出来できるようになるんだ

どう? 信しんじてくれたかな
信しんじてくれなくてもいいから
大事だいじな話はなしなんだよ
笑わらって生いきてたいでしょう?

スーパーヒーローも英雄えいゆうも
確たしかにいて
絶対ぜったい間違まちがえない正ただしさが
あると信しんじてるんだろ
どうか僕ぼくを叱しかっておくれよ
その心こころで
こんな奴やつのこと 君きみなら絶対ぜったい
許ゆるさないよな

冗談じょうだんで傷きずつけた あの子ことはもう
仲直なかなおりが出来できたから大丈夫だいじょうぶだよ
一いち年ねん後ごの夏なつの日ひには どうか外そとへは出でないでね
その間あいだにクロが 天国てんごくへ行いってしまうから

ああ 沢山たくさん傷付きずついて
正解せいかいが分わからなくなっても
人ひとの言いいなりになることを
優やさしさだと思おもわないで

これから何回なんかいも何回なんかいも
涙なみだ流ながして
その度たび人ひとが怖こわくなったんだ
朝あさがやってくることも
どうか僕ぼくを叱しかっておくれよ
その瞳ひとみで
こんな奴やつのこと 君きみなら絶対ぜったい
がっかりするよな

僕ぼくが今いままで味あじわった 沢山たくさんの悲かなしみを
これから君きみはその体からだで受うけ止とめるんだ
誰だれも信しんじられなくなるでしょう
消きえたいと何度なんども思おもうでしょう
こんな命いのちに意味いみなど無ないと
生いきるだけ無駄むだだと思おもってしまうでしょう

でも大丈夫だいじょうぶ
君きみは大丈夫だいじょうぶ
だってほら 見みてよほら
今いまも生いきてるから

スーパーヒーローも英雄えいゆうも
居いないけれど
何回なんかい間違まちがえても大丈夫だいじょうぶ
きっと生いきていけるから
どうか僕ぼくを叱しかっておくれよ
その心こころで
こんな奴やつの言いうことは 全部ぜんぶ余計よけいなお世話せわだな
「きっと僕ぼくは大丈夫だいじょうぶだ」と
そう言いって