霧笛むてきが遠とおく 聞きこえる宿やどに
私わたし一人ひとりを 残のこしたまま
何なにも言いわずに 出でて行ゆくなんて
外そとは無情むじょうの 風かぜが啼なく
あなた恋こいしい 哀愁あいしゅう港町みなとまち
いつか望のぞんだ 女おんなの夢ゆめも
今いまは悲かなしく 遠とおざかる
追おうに追おえない 空むなしさだけが
未練みれん積つみ荷にの 船ふねが行ゆく
あなた切せつない 哀愁あいしゅう港町みなとまち
惚ほれていたから 私わたしの負まけと
一度いちど恨うらんで 拗すねた夜よる
想おもい切せつない 愛いとしさばかり
沖おきは漁いさり火び 雪ゆきが舞まう
あなた逢あいたい 哀愁あいしゅう港町みなとまち
霧笛mutekiがga遠tooくku 聞kiこえるkoeru宿yadoにni
私watashi一人hitoriをwo 残nokoしたままshitamama
何naniもmo言iわずにwazuni 出deてte行yuくなんてkunante
外sotoはha無情mujouのno 風kazeがga啼naくku
あなたanata恋koiしいshii 哀愁aisyuu港町minatomachi
いつかitsuka望nozoんだnda 女onnaのno夢yumeもmo
今imaはha悲kanaしくshiku 遠tooざかるzakaru
追oうにuni追oえないenai 空munaしさだけがshisadakega
未練miren積tsuみmi荷niのno 船funeがga行yuくku
あなたanata切setsuないnai 哀愁aisyuu港町minatomachi
惚hoれていたからreteitakara 私watashiのno負maけとketo
一度ichido恨uraんでnde 拗suねたneta夜yoru
想omoいi切setsuないnai 愛itoしさばかりshisabakari
沖okiはha漁isaりri火bi 雪yukiがga舞maうu
あなたanata逢aいたいitai 哀愁aisyuu港町minatomachi